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令和の山口百恵、イコラブ齊藤なぎさの卒業



2023年1月13日、とある最高のアイドルが卒業コンサートを終えた。

私の大好きなアイドル=LOVE(通称イコラブ)の絶対的エース齊藤なぎさちゃん(なーたん)である。

なーたんは名だたるアイドルの中でも群を抜いてアイドル力が高く、顔がよく、最近ではグループ活動だけでなく個人でも活躍の幅を広げている。

この記事では、なーたんの卒業コンサートを通して感じたこと、なーたんがいかに最高のアイドルだったかを、人生の半分以上アイドルオタクとして生きてきた25歳OLが書き記していこうと思う。

※ 卒コンのネタバレを含みます

=LOVE 齊藤なぎさというアイドル



私はアイドルという職業が好きだ。好きというのはもちろんオタク目線での好きである。

なぜアイドルが好きなのかというと「元気」「勇気」をくれるからだ。

愛嬌たっぷりのアイドルが練習を重ねて歌って踊って、時に励ましてくれる姿に私は幾度となく助けられてきた。

もちろん、イコラブもそのアイドルのひとつである。

イコラブとは、指原莉乃プロデュースの女性アイドル。その中でも絶対的エースとしてアイドル活動はもちろん、モデル、女優としても活躍しているのが今回グループを卒業した「齊藤なぎさ」である。

最近では明日カノのゆあてゃ役で注目を集め、その顔面の強さでファッション誌「LARME」のモデルとしても大活躍している。

個人の活躍もあり、イコラブ=なーたんと認識している人も多いことだろう。

ただこの子、顔がいいだけではなくとんでもないアイドル力を兼ね備えているのだ。

齊藤なぎさのアイドル力


私はなーたんの人気の理由はそのアイドル力にあると思う。

アイドル力とは、表情管理、アーティストとしての実力、パフォーマンス力、トーク力等、アイドルになる上で必要な要素のことであると私は考える。

このアイドル力があるアイドルが私はなんたって大好物だ。

このなーたんのアイドル力についてもう少しかみ砕いて説明していこうと思う。

なーたんの表情管理

なーたんは何といっても顔がいい。白い肌、きゅるきゅるのパッチリお目目、バッサバサのまつげ、チャームポイントの八重歯、等最強のパーツが最強のベースにアベンジャーズ的に合わさり、キューティなご尊顔が爆誕している。

しかし、いいのは顔だけではない。

アイドルとしてステージ上での表情管理が最高なのだ。

なーたんのステージ上での表情管理の素晴らしさはソロ曲「現役アイドルちゅ~」を見れば言葉が無くとも伝わる。とりあえず一回見てほしい。

最近元気がない人もキラキラしたステージが見たい人もこれからアイドルを目指したい人にも。

▲ 3:09~ 「現役アイドルちゅ~」全国ツアー「全部、内緒。」一部映像


アイドルはステージ上での顔が何よりも大事だ。

どんなにパートをミスしても、ダンスが下手でも愛嬌たっぷりで自分が一番可愛いんだ!みんなに元気を届けるんだ!という表情さえあればオタクも安心して見ることができる。

なーたんは切ない顔も、とびきり可愛い顔も、心から楽しそうな顔も、一時も逃せないほどステージ上の表情管理が最高なのだ。

なーたんのパフォーマンス力

なーたんはイコラブの中でもハスキーな歌声が特徴的で、非常に歌唱力が安定している。ほぼ口から音源だ。

卒コンのインタビュー映像で「毎日2時間ルームランナーで走りながら歌っていた」となーたんは語る。

こんなに小さくて可愛い子がそんな地道な努力をしていたのか…とジムで3分走って吐き気がしている私は絶句した。

思えば、デビュー前はなーたんはダンスも歌も未経験な、ごくごく普通の女の子だった。

イコラブのデビュー時からに密着した「Documentary of =LOVE -Episode1-『Training Camp / Part1』」を見てもその様子がよく分かる。


まだまだ子供だったなーたんが、イコラブのセンターになり、グループの顔となり卒業を迎える。

これまでのオタクにはまだまだ分からない努力を考えると涙がちょちょ切れる。

成功するアイドルは、並々ならぬ努力の上で成り立っているのだ。

2023年1月13日、ラストアイドル



2017年イコラブが結成し、2023年1月13日、なーたんはアイドルとして最後のそして最高の姿を見せてくれた。

本当はすべての曲について言及したいところだが、私が一番感動したシーンについて書いていこうと思う。

最後のひぃなぎ「流星群」

ひぃなぎ、高松瞳ちゃんとなーたんのCP名である。

そんなひぃなぎのユニット曲「流星群」。この曲がまあオタクを泣かせるのだ。

瞳はイコラブのセンター、なーたんはイコラブのエース的存在だ。2人はグループの中でも中心的存在でイコラブを前線で引っ張ってきた。

流星群はプロデューサーであるさっしーが2人の関係性を描いた歌詞になっており、「ポニーテール」「ツインテール」、「猫みたい」「犬みたい」と対比で2人を表現した歌詞が印象的だ。

そう、まさにひぃなぎは永久不滅のシンメなのである卍卍卍

卒コンのユニットパートで最後に披露した流星群。

間奏中にはサプライズでなーたんから瞳へ手紙が読まれた。

手紙の中には「近くにいすぎてすれ違うこともあったね」という言葉があった。注目されながら辛い思いをしてきた2人。

ひぃなぎの「流星群」は後世に伝わる伝説曲になるだろう。ひぃなぎの友情は永遠だょ!!!!!!!!

最後の「探せ ダイヤモンドリリー」


終盤の方で歌われた5thシングル「探せ ダイヤモンドリリー」。これもあり得ないくらい泣けた。

25歳の大の大人が嗚咽を上げるくらい泣いてしまう最高で感動のパフォーマンスだった。

「探せ ダイヤモンドリリー」のMVはストーリー仕立てになっており、別れをテーマに描かれた楽曲だ。

MVの中でメンバー同士でブローチを交換するシーンがある。

バスに乗ってメンバーと別れをつげたなーたん。瞳にあげた手紙には「瞳と交換したかったよ」の文字となーたんのブローチが。

瞳からなーたんにブローチを渡せずにMVは終わっていたが、この伏線が卒コンで回収された。

この演出を考えた人に私はギャラクシー賞を授与したい。

門出の演出として素晴らしすぎた。

そして私は何をどうしてもひぃなぎが好きなのだと改めて気づいた。

アイドルからの卒業

ラスト曲が終わり、本当に最後の挨拶。

幕が下がる寸前、なーたんはマイクを置いてツインテールを解いた。

これはもはや令和の山口百恵そのものだった。

百恵ちゃんは芸能界を引退する最後のコンサートで涙を流しながら「さよならの向こう側」を歌い、ステージ上にマイクを置いてステージを降りた。

まだまだ人気絶頂のさ中だった。

なーたんも同じようにステージ上にマイクを置き、トレードマークでもあるツインテールをほどき、ステージを後にした。

なーたんはデビュー当時から5年半ツインテールポジを張ってきた。

そのツインテールを解き、マイクを置くということで「アイドルからの卒業」ということを完璧に表現していた。




なーたんの卒業コンサートは無事に幕を閉じ、彼女は今後女優の道を歩む。

個人の名前で活動していくなーたんには今まで以上に絶対幸せになってほしいし、伝説のアイドルがいたということを胸にこれからもイコラブとなーたんを推していこうと思う。

なーたん、卒業おめでとう!

アイドル、お疲れ様でした!

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