怠惰女

ひっそりと、怠惰な女です。 音楽と言葉、たっぷりめのお酒が好き。 苦手な熟語は継続と努…

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ひっそりと、怠惰な女です。 音楽と言葉、たっぷりめのお酒が好き。 苦手な熟語は継続と努力です。

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はじめに。

はじめまして、怠惰女です。 名前の通り怠惰な日々を過ごしております。 そう、無職です。割と新参者の。 気づいたら今日が終わり、早朝が迎えにくる。 そんな私の普遍的な日常から、掬った言葉たちを綴っていきます。 何の知恵にも活力にもならない文章だとは思いますが、どうぞよしなに。 どうかあなたに優しい世界が現れますように。 あわよくば私にも。

    • 【日常】くだらない今までと夢の話。

      こんばんは。怠惰女です。 今日は、ひどくくだらない私の今と夢の話でもしておきます。 私の人生を辿ると、最初に夢を描いたのは小三の頃です。 当時流行っていた千の風になってという歌を、家族の前で歌い出したことが始まりでした。(我ながら凄い曲選) 家族がなんとなく呟いた賞賛の言葉を間に受け、それ以降歌うことが大好きになりました。まあよくあるお決まりのパターンです。 そこからは、小学校でファンファーレバンド部、中学で吹奏楽部、というように そこそこ音楽に触れた生活を送ることにな

      • 【日常】意思を持って命を燃やすには。

        こんばんは、怠惰女です。もう朝に差し掛かってますね。 今日はほんの少し重たい話をします。 皆さん、命、燃やしてますか? いや、自分の意思を持って、命を燃やしていますか? 最近、「命を燃やして」「命を削って」という言葉をよく耳にします。 私には中学時代からの推し(いわゆるアイドルグループ)がいるのですが、 先日その推しの舞台を観にいく機会がありました。 その日は大千穐楽で、舞台の終演時にスタンディングオベーションが巻き起こりました。 私の推しは座長を務めていた為、最後

        • 【日常】働かざる者でも食べられるハンバーグ。

          こんばんは。怠惰女です。 突然ですが皆さん、ハンバーグは好きですか?好きですよね? もはや世界中誰もが好きな食べ物と言えますが、細かい味の好みは流石に分かれます。 比較的美味しいと好評である静岡の人気チェーンさわやかのハンバーグでさえも、ネットの感想を見ると意外にも賛否両論です。 それはそうと、私は常々、母の作るハンバーグが世界一美味しいと誇示しています。理屈なんてありません。ただただ超美味しいから。 こればっかりは私情が入ってしまいますが、どう考えても料理の温もりが段

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        はじめに。

          【詩】Squeezed orange

          消防車が咽び泣く夕暮れ時、 おもむろにイヤホンを外してみる。 喧騒の隙間へ僕は溶け込み、 疲れ果てた世界に絶望を覚えた。 ホームドアのない線路前で、 数歩踏み込んでしまう予感がした。 慌てて正気を揺すり起こす。 もう離してくれ、満員電車。 個性に塗れた交差点、足早な隣人を追いかけた。 上を向いても狭い空が映るだけ。 世界を呪っても仕方ないか。 息が詰まり、君を探した。 生きる術を求めた僕等。 色濃い常夜灯は朝を残酷に伝える。 縋りつくも霞む答えに、

          【詩】Squeezed orange

          【日常】翼ではなく断る術をください。

          こんばんは、怠惰女です。いやもう朝か。 私はなかなかの都会に生息しているのですが、 街を歩いていて知らない人に話しかけられる確率が異様に高いです。 ナンパやキャッチ、おばあちゃんから道を尋ねられるのは日常茶飯事。 今だけ安くなります!と怪しい美容サロンに勧誘されたり、街頭調査と言われ大学生のレポートに付き合わされたり、胡散臭い二人組から定期開催しているカフェの集まりやワインの試飲会に誘われたり、、、 なんにせよ、都会人であれば軽々と無視するものかとも思うのですが、 どう

          【日常】翼ではなく断る術をください。

          【日常】お酒に惑溺。

          こんばんは。怠惰女です。 今日は少しばかりお酒に溺れている私の話を。 言わずもがな、大人になってそこそこの私はお酒が大好きです。 いや、恐らく " お酒を飲んで気が大きくなっている私 " が好きなだけですが。 小さい頃から感情表現が苦手だった故に、 大人になってお酒という逃げ道の楽さを知ってからというもの、 何かあったらまずお酒を飲む、という思考回路ができあがってしまいました。 まあ、それはおかしいことでもないんでしょうな。 それはそうと、昨日は数少ない友人に誘われて

          【日常】お酒に惑溺。

          【詩】惜春(せきしゅん)

          春を惜しんだ世界の隅で、 途方に暮れる僕が置き去りになった。 朝はどうやらやってきたらしい。 僕はもうずっと、夜を諦めて生きている。 無駄に律儀な信号機、 悩みを抱えたままの空。 それでもお構いなしの社会で、 生きていけば良かっただろうか。 生活音がやけに響いた。 もの寂しい部屋は変わらない。 全部嫌になって投げ出したはずが、 肝心の僕を捨てきれないままで。 それでも捨てきれないままでいて。 大体、世界は気にしちゃいない。 歯車が狂ったとしても、

          【詩】惜春(せきしゅん)