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【日常】翼ではなく断る術をください。

こんばんは、怠惰女です。いやもう朝か。

私はなかなかの都会に生息しているのですが、
街を歩いていて知らない人に話しかけられる確率が異様に高いです。

ナンパやキャッチ、おばあちゃんから道を尋ねられるのは日常茶飯事。
今だけ安くなります!と怪しい美容サロンに勧誘されたり、街頭調査と言われ大学生のレポートに付き合わされたり、胡散臭い二人組から定期開催しているカフェの集まりやワインの試飲会に誘われたり、、、

なんにせよ、都会人であれば軽々と無視するものかとも思うのですが、
どうしても意味のない良心が疼いて立ち止まってしまいます。
その結果、歪んだ愛想笑いをしながら道ゆく人の話を聞くことになるのです。

そんな私が先日、ある二人組から声をかけられました。

話を聞いてみると、その方達は心理学を学んでおり、描いてもらった絵を見てその人がどういった人なのか、どういう精神状態なのかを考察し統計を出す課題が出ている、とのことでした。

あいにく現在無職の私、時間だけは無限にあります。
そのまま絵を描いて、鑑定(?)をしてもらいました。
(ちなみにその絵というのは、雨の中にいる人を描く、というものでした。)

その場ですぐ、こういう絵を描く人にはこういう傾向がある、この雨の量だとストレス値がこのくらいで、、、という説明がありました。
あながち間違ってないけど、なんだかなあというのが感想です。
心理学とは統計学、とどこかで聞いたことがあります。実際そうなのかは分かりませんが。
きっと誰にでも多少は当てはまることを言われているんだろう、まあこの場だけの関係だし気にしなくて良いか、と聞き流していたのですが、
その絵を一旦持ち帰り詳しい考察をして後日改めて結果をお伝えしたい、と言われました。

大変困りました。私は何事も断る術を知らない人間なのです。
それでも、断る理由を考えるのは私にとっては面倒ですし(思い浮かばないし)、その人の為になるなら多少の時間を割いてもいいかと楽観的に考えていたので、快く承諾しリモートで結果を聞くことになりました。

その日の夜に考察を説明してもらったのですが、やはり私にはピンときません。
そもそもある程度は、自分の厄介さも性質も分かっているつもりでいます。
言われていることもきっと大抵は合っているんだろうな、と思いますが、
今更そんなこと知っとるわい、というのが本音です。
数年前の私だったら、そんなことは思わず純粋に言われたことをメモなんかに書き留めていたんだろうな、と嫌に成長してしまった自分を感じました。

まあそんなことはどうでも良いのですが、
なんとそのまま月末まで、課題を手伝うことになってしまったのです。
どうやら私の絵が常人とは違い少し特殊らしく、毎日30分ほどリモートを繋いでテーマの違う絵を描いてもらいたい、と依頼されました。

若干面倒な気持ちもあったのですが、やはり断る術がなく、、、
変に感謝されているし、まあこんなことで人が助かるのなら、となんとなくの流れで受け入れてしまいました。
イエスウーマンの代名詞、怠惰女です。

プロフィールにもありますが、苦手な熟語は継続と努力なのです。
自分の為にも動けない私が、毎日30分を他人に捧げ続けることができるのか。
いやできるわけない。
一体いつまで絵を提供することができるでしょうか。

今後の動きに乞うご期待。

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