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夢と現実の狭間

私はかれこれここ2~3年くらい、ほぼ毎日眠るたびに(※昼寝含む)夢を見ている。

怪物から追いかけられる夢、将来の結婚相手(?)と買い物に行く夢、何がしかと闘っている夢、バイトで大きな失敗をする夢、、、

覚えている限りでも見る夢は多種多様で、前日の行動と関連している事柄である場合もあればそうでない場合もしばしばある。

なぜここで夢の話?と思うだろうが、この、眠りから覚めたあとが問題で、その日1日の気分が夢の内容に左右されることに私はここ数年苦しめられている。

たとえば、今日であれば夢の内容はほぼ覚えていないのに、なんかすっきりしない、モヤモヤ、やる気が出ないという状態が今現在(13:30)も続いている。

どうにかしたい。


それはそうと、先月、伊坂幸太郎さんの『クジラアタマの王様』を読んだ。

ざっとあらすじ(?)を紹介すると、あるお菓子メーカーに勤める主人公が会社のトラブルに巻き込まれることから始まる奇想天外な人と人との繋がりに驚愕必至、というところだろうか(多分なにも伝わっていない)。

さすが伊坂マジックという感じで、話の展開がジェットコースターみたいで、私ごときがあらすじを書くなんて到底無理な内容だった。

なので、平坦な日々に嫌気がさしている、という方は是非。


なぜここでこの本を紹介したかというと、この「奇想天外な人と人との繋がり」というのが”夢”を舞台にして築かれているからである。

「実際に見たことはないのに、既視感」というように、現実と夢が繋がっているような不思議な感覚に襲われたことのある人は少なくないだろう。

本書は、そんな”感覚”が実際のモノ・ヒト・事象と繋がっている世界線のもと、社会的立場の異なる3人の人物(主人公[サラリーマン]・政治家・アイドル)がチームとなって夢および現実で起こる数々の戦いに挑んでいく、というストーリー構成になっている。
現実と非現実が心地の良い感覚で融合しているので、読後は長編大作映画を見終わったような感覚に襲われること間違いなし、である。

ここで冒頭の話に戻るが、夢はやはり現実とリンクしていることが多いような気がする。
現に、ここ数年の私は、自ら何かを始めたり動いたりして「変わろう」と活動する日々が多かった(最近だと、ジムに通い始めたり、ボランティアグループを仕切り始めたり(そして病みかけたり´・ω・‵)というところ)。

だから、その日にやり残した、消化しきれなかった事柄・感情・気分は、多分、眠っているときさえも自分にしがみついてくるような気がする。

そう考えると、私は日々自分の感情の変化に翻弄されて自爆している状態で、先日書いた「友人のSNSに言語化できないモヤモヤを抱いてしまう」ことも、投稿している人たちが中高時代の普段関わる人たちではないからこそ、その人たちの感情を投稿などから部分的にくみ取って(くみ取れたつもりになって)、捻じ曲げてみているのかもしれない。
無意識にバイアスをかけている自分自身に問題があるように思えてならない。



そんなこんなで今日も着地点がないけれど、とりあえず最近思ったいろいろをまとめられたし、私はこんな自分とこれからどうやって手を取り合って生きていくか模索しながら日々を消化するだけ。




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