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【躁うつ闘病日記】断ることは簡単なことではない

今日は、最近感じた怒りと悔しさをこの場で発散させて頂こうと思います。
少し口調の荒い表現が交じるのできっと、理解出来ない腹が立つなどと感じる人もいると思います。
しかし理解してほしいという願いもあって、この気持ちを綴ろうと決めました。
そんな自己満足な文章にお付き合い頂ける方のみ、お読み頂ければと思います。

躁うつになって出来なくなったこと

私は病気になってから出来なくなったことがたくさんあります。

外に出るのが怖い
約束が守れない
あとから襲ってくる反動が怖くて、100%元気でいることが怖い

などなど。

同じ病気を患う方には分かって頂ける部分もあるかと思いますが、「そんなことも出来なくなるのか」と驚かれる方もいると思います。
逆に「そりゃ病気なんだからそうだよね」と思ってくださる優しい方もいることでしょう。

でも私はそんな優しい方たちに心から言いたいのです。
分かったフリするのはいい加減やめてくれ」と。

私は分かっていますよ、理解がありますよ、という素振り。
一体、何を分かっているのでしょうか。
つらいという感情?怖いという感情?
その考えの浅さに反吐が出ます。

しかしつらい、怖いという感情は誰しもが持っているもの。
だから「つらい・怖い」=「自分と同じくらいのつらさ・怖さ」だと認識してしまうのは自然なことです。
でもどんなことであれ、それを無意識のうちに相手に押し付けることを、思い留まる事は出来ないものなのでしょうか。

後悔、先に立たず

差別的な言葉でしか表現することが出来ない自分の語彙力の無さが悔やまれるのですが、健常者とそうでない人の間にはどうしても埋まらない心の溝があると思っています。
私の経験から、「このつらさを経験したことがない人には到底分からないだろう」と思ってしまうのです。

その理由のひとつが、私の大切な妹です。
妹は、ADHDを始め精神的な病を色々患っています。
そんな彼女が最大限の力を振り絞って懸命に生きようとしているのに、私はろくにその病気を理解しようともせず、厳しい言葉を沢山浴びせてしまいました。
彼女からしたらそれがどんなにつらかったか、今になってやっと理解することが出来ました。

言葉にするという行為が、どれだけ相手に影響を与えることなのかもう少し考えられていたら、彼女を傷つけることは多少なりとも少なく済んだのだろうなと後悔しています。

私が最近感じてしまった怒り

先日、私が大好きだったバンドのライブに誘われる機会がありました。
私の青春時代を捧げたと言っても過言ではないくらい、大好きなバンドです。

誘ってくれた友人はきっと、特に深い意味はなく「元気だったら行けるかな」という感覚で誘ってくれたのだと思います。

しかし私は誘ってくれた友人に激しく怒りを感じ、それと同じくらい自分を恨めしく思いました。

闘病中で、電車に乗ることも出来なければ人が多いところへ行くとパニックを起こすということも知っているのに、どうして軽い気持ちでそんなところへ誘えるんだろうこの人は。

冷静になって考えれば、病気のせいで好きな事が出来ない、こんな自分が大嫌い。そんな気持ちから生まれたただの八つ当たりに過ぎませんでした。ごめんね友よ。

私の通っている病院の先生は、一時的にものすごく怒りが高まってしまうことや、オーバーなくらい悲観的になるのはまさにこの病気の特性であり、その波を健康的な水準に戻していくためには、やはり大きな刺激になるようなことはできる限り避けるしかないと言いました。

それでもやっぱり怒りを感じてしまったのは事実で、気づかないふりは出来ません。
そんなとき、上記で述べたように言葉にする行為の重みを知ってもらいたいと思ってしまうのです。

特別扱いしてほしいわけじゃない

だからと言って、健常者だからとか、病気だからとか、そういった差別をされるのはさらにつらいことです。

「この人は病気だから」という気持ちはもはや差別です。
自分も悲しい気持ちになるし、相手にも気を使わせてまう。
そんな状態は果たして「友達」と言えるのでしょうか。
そういった特別扱いをしてほしいわけではないのです。

でも、この塩梅が一番難しい。
相手にも不快感を感じさせず、そして自分自身も不快な気持ちにならないような生活。
1年闘病してきた今でも全然上手くいかなくて、こうして憤りを感じることも少なくないです。

ただ私が言いたいのは、「相手を思いやる気持ちを忘れないでほしい」ということ。
そうすれば、世界平和とまではいかなくとももっと生きやすくなると思うのです。

私の稚拙な語彙力ではなかなかすべてを伝えることは難しかったです。
なのでまずは自分自身から始めよう。

荒れた文章、大変失礼いたしました。
しかし今日こうして書けたことで、少し客観的になれたような気がします。

それではまた次回の記事で。

haru




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