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熊野滞在日記②~熊野本宮・素戔嗚尊の『木の国』

前回記事では新宮に1泊、神倉神社・熊野速玉神社へ参拝しました。
新宮から熊野本宮へ向かうバスは、どんどん山奥に入っていきます。

今回はずっと降りてみたかった道の駅 熊野で、途中下車。
(次のバスまで1時間少しあるので、山に囲まれた川辺でのんびりする予定。)

来てみたかった『かあちゃんの店』

『かあちゃんの店』ではランチも食べられるのですが、遅めの朝食でお腹がすいていなかったので、よもぎ餅を購入。

マグマでできているから、地形がパワフルなんですね~。

ここは川辺まで降りることができたので、冷たい水に足をつけて、しばらくぼーっとしていました。

美しい地球の恵み

山の中で、ちゃんとバスが来てくれると心底ほっとします!


そしてあっという間に、熊野本宮に到着。
ここは故郷でもないのに、『ただいま!』と言いたくなる場所です。

神域だからなのか、昔からいろんな人を暖かく受け止めてきた風土のためなのか、優しい空気が流れているように感じます。

お昼・夜ごはんはいつも宮すしさんで。

お寿司だけではなくいろんなメニューがあるので、何度行っても飽きません。

海鮮丼(赤だし付)は、ひとつひとつのお刺身がとてもりっぱでした。(にぎりに使うのと同じ大きさ?)

日中は暑すぎたので、お昼ご飯を食べたあとに宿で休憩。


ここからは、次の日の朝の本宮大社です。

川湯温泉湯の峰温泉・つぼ湯など、健脚な方は熊野古道を歩いて行ける距離ですが、最も観光客が多いGW期間なので今回は行きませんでした。

神さまの名前を覚えらないので、今まであまり気にしていなかったのですが、主祭神は家津御子大神けつみこおおかみ素戔嗚尊すさのうのみことと最近知りました。(どんな事情があるのかわかりませんが、いくつも名前があるのはややこしい!)

熊野三山の他の二社とは違う主祭神で、素戔嗚尊すさのうのみことは木の神さま、『紀の国』の語源にもなっている、とありました。

暴れん坊の素戔嗚尊のイメージとは、だいぶ違うような。
本当は大きく優しく、情の深い神さまなのでは・・?

熊野本宮大社の本名は『熊野坐(くまのにいます)神社』だったんですね。

本殿内には5つもお社があるので、お参りの順番が示されています。
(本殿内は記念撮影はOKだけれど、SNSの投稿は控えるよう記載あり。)

一般的に神社では女性の月経は『穢れ』とされるのですが、熊野本宮では気にしなくても大丈夫。

熊野権現が『月の障り』を気にしなくてよいと、夢の中でお告げがあって参拝ができた、と和泉式部が詠んだ歌が有名です。

またペットも家族の一員なので抱っこしていれば参拝OK、と表記があり、ペットを抱っこして本殿に入って、参拝している人がたくさんいました。

それだけお力も強く懐が深い神さま、なのかもしれません。

熊野三山の八咫烏やたがらすはそれぞれデザインが違うけど、熊野本宮の八咫烏は“まんまるお目め”が、かわいい。

反対側の鳥居は、熊野古道を歩いてやっとたどり着いた人を迎える、暖かさを感じる木の鳥居。


せっかく来たのに熊野古道を歩かないのもちょっと怠慢?な気がするので・・行ったことがない大斎原展望台まで歩いてみました。

熊野古道らしい道を、30分ほど登ります。

展望台に到着

山を越えてきた古代の人たちもここから、大斎原(熊野坐くまのにいます神社)を見て、たどり着けたことに安堵したのでしょうか。


真夏のように暑い日だったので、本宮に戻って八咫庵(やたあん)さんのかき氷をいただきました。

上品な甘さの、こだわりのかき氷


本宮のすぐ近くに、伊邪那美命いざなぎのみことの荒御魂がお祀りされている産田社うぶたしゃがあります。


そして、かつて本宮の社殿があった大斎原おおゆのはら

日本一大きな鳥居

水害で流される前には、こんなに立派な拝殿が並んでいたそう。

(現在は広々とした場所に、小さな拝殿のみになっています。)


熊野本宮の社務所で御朱印などを購入すると、漢字入りシールがもらえます。
2024年の文字は『平和』。今年も早速、スマホに貼りました。

そして『世界遺産登録20周年』記念の御朱印が2種類。
右の御朱印(5月~7月限定)は、吉野・金峯山寺、高野山・根本大塔、熊野本宮大社のイラスト入り。


今年は紀伊山地の霊場と参詣道『世界遺産登録20周年』を記念して、いろんな場所でキャンペーンをしているようです。

先日、大阪・なんば(旧ロケット広場)で、和歌山のゆるキャラが出演するイベントがありました。

和歌山のゆるキャラ勢ぞろい!

ゆるキャラは足が短いから・・舞台の段差がとーっても怖そうだったのに、癒やされました!

高野山からもご出演

熊野本宮大社から高野山まで、一日に一本だけ『聖地巡礼バス』が出ています。
(このバスには、まだ乗ったことがない。)

高野山大阪・なんばまで2時間前後と、熊野よりアクセスが良くなるので、本宮⇒高野山、または高野山⇒本宮も良いかも。


最終日は十津川温泉から、シャクナゲが満開だった玉置神社に向かいます。


神倉神社にやっと登れた、前回記事はこちら ↓


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