生命の親神さま・滋賀県『多賀大社』
ご祭神は日本の国土と、八百万の神々を産んだ伊邪那岐大神・伊邪那美大神。
地元では「お多賀さん」と呼ばれ、「古事記」以前から存在が確認されている古い大社(分祀社は全国に239社)らしいです。
「お伊勢さん」と呼ばれる伊勢神宮のご祭神天照大御神のご両親の大社ということなんですね。
延命長寿・縁結びの神として古くから全国的な信仰を集め、豊臣秀吉からの厚い信仰もあったそうです。
神社全体に、落ち着いた大人な雰囲気を感じました。
まずJR彦根駅から、乗ったことがない近江鉄道に乗り換え。
切符は現金払いのみで、車両内に自転車のスペースがある電車でした。(実際に、自転車を押して乗車するお客さんが2人ほど。)
彦根駅の窓口で買った切符は、今では見なくなった固い紙で懐かしさいっぱい!(帰りは現金支払いで降りたので、この切符は駅員さんに渡さず持って帰りたかった~!)
多賀大社は最寄駅から徒歩10分ほどですが、帰りの電車やバスは1時間に1本。
滋賀県は車移動がメインのようで、公共交通機関を使う人は少なめです。
奥の太閤橋は豊臣秀吉から、母大政所の病気平癒を祈り奉納されたものだそう。
鳥居前には、風情のあるお店が並んでいます。
お豆腐屋さんの湯葉丼が気になり、こちらでランチをいただくことにしました。
気になったところは再度訪れてから帰ることにしているのですが、今回最も離れがたい空気を感じたのは、境内の中で最も駅近くにあり、あまり人が通らない場所にある日向(ひゅうが)神社。
日向神社は大きくて、龍の彫りが美しいとてもりっぱなお社でした。
日向神社と神明両宮が仲良くひっそりと並んでいます。
日向神社左奥の森から『神さまの風』に感じるほどの気持ちの良い風が吹いてきていて、なかなか帰れなくなってしまいました。
多賀大社は荘厳な美しさを感じる、すばらしい神社でした。
もっと有名になっても良いほど古式ゆかしい場所なのですが、地元の方にとても大切に守られているのを感じました。
1時間滞在のつもりが、ランチも食べてゆっくりしてしまったので、結局3時間後の電車に。
とても暑い日だったこともあり、明日の竹生島にそなえるため長浜のホテルに早めにチェックイン。
滋賀県の旅は、次の日の竹生島編に続きます。
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