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元気な女の人は食べるのが速いんです

 この間、鳩サブレーをネタにした記事にもちょろっと書いていたんだけど、最近お菓子類への興味が薄くなっている。私はくいいじが張っていて、お菓子関係への関心もあったことから、あれこれと情報を得たら買って食べて記事にしたりしていた。食べ物、特に甘いものを扱った記事ってけっこう読んでもらえるみたいで、「♡」の数もいっぱいつけていただいた(ありがとう)。

 お菓子への関心が減ってきたことの原因のひとつは、まあ年齢というのもあるだろうけれど、ちょっとおもったことがあるので書いておく。

 生きることと食べることというのはわりかし妙なつながりを持っていると、個人的におもっている。当たり前のこととして、 我々は食べることなしに生きられないのだけれど(ヨガの聖者みたいな人はこの際無視させていただく)、その関心の度合いや捉え方などというのによって、その人の性質が垣間見えることがある。
 どういうことかというと、例えば何かといえば口をもぐもぐさせている人というのがいる。「お腹が空いたから食べる」というわけでなく、手元にあれば食べる、常に何か携帯しておく、極端な場合「食べたいから食べる」というのでさえない場合もある。こういう人は、何かから意識を逸らすために食べている。別の言い方をすると、何らかの意識に上らせたくない事柄があって、本来そこに(つまり意識を向けるはずのところに)使うためのエネルギーを「食べる」ことに使っている。
 手っ取り早く、そして誤解を恐れずに言うとすれば、その人自身が抱える問題から目を背けるために食べている。

 色んなケースがあるし、程度も状態もその人ごとによるので一概には言えないけれど、私が見てきた中でいうと、パートナーと過ごす時間に会話を避けるために食べ、その食べ物についての(つまり何ら意味を持たないテーマの)会話のみを交わす。お互いの問題点、家庭内の改善した方がいい事柄や、子供について話すことなどを避ける。
 とても雑に書いたけれど、このケースはほんとうに多い。身の回りをちょっと気をつけて眺めてみると、例えば上司や同僚などにいくらでも見出せる。アルコールなんかの依存度などだとわかりやすいけれど、時と場所をあまり選ばない間食に目を向けてみると、意外と顕著であり驚くほど多くの人がここに囚われている。
 他は、自分自身の社会生活(つまり日常生活)において心の病などを抱える人にもわりと多い。「食べ続ける」のほか、極端に食べられない人というのも見受けられる。

 それで、私自身が、今回は特にお菓子類についての興味関心が薄くなったというのはつまり関心が強かった時期の自分自身にはどこかしら問題があり、それが現在は解消された、ということだろうとおもった。と、書くといかにも今は問題がないように思われるかもしれないけれどそれも違って、「あのとき」と「いま」の状況がいくらか変わった、とそれだけだ。
 もうひとつ自分自身の傾向でおかしくおもわれることがあって、それは「何が食べたいかわからない」という心境になることがたまに起こる。何でも目についたものをパッと選びとって食べればいいものを、持ち前の思考グセが発動して混乱することがある。これは我ながらとても面倒臭い。しまいには選ぶのが面倒になって「食べない」という選択をすることもある。
 まあ、なので、問題というのは常にあります。

 なんか、そういうことを考えてたら色々と不思議におもわれたので書いてみた。ちなみに私の友人の中には『空腹恐怖症』なるものをを持つのもいて、「後でお腹空いたら困るから食べておく」というのを日に何度かやる。お腹空くと機嫌悪くなる人がいるけれど、その類のひとつでそれを避けるためかもしれない。
 あ、あと元気な女の人って、よく食べるうえに食べるのがすごく速い。あれは、見ていて感動する。そしてほとんどの場合痩せています。少なくとも肥ってはいない。そんな女の人たちを眺めていると、仕事にプライベートにと、とにかくエネルギーを使いまくっている人に多いという印象を(勝手に)持っている。

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 上に書いたように、私はくいいじが張っているというのには変わりがないので、お菓子類なんかも気になりつつ「買って食べよう」というところになかなかいかなくなったのがどこか淋しくもある。まあ、ときどきは食べてますけどね。
 以前、よく「♡」もらった記事をいくつか貼っておきます。

 ・・・よく食べてるね。

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今日の「食の変化」:お菓子の代わりと言うのも何だか変だけれど、今年はこれまであまり食べなかったものをよく食べます。筆頭はラーメンで、昨年までに比べるとその頻度は(私にとっては)すごくすごくすごく多い。ラーメンって、おいしいんですね。変化は変化で楽しむようにして生きると、いいとおもいます。

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