見出し画像

CACAO STORE-カカオストア ボリビア ワイルド ウィズ メープルシュガー-

 秋ですね、チョコレートの季節ですね。
 CACAO STOREはミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマのオーナーシェフ、土屋公二氏によるBeantobarチョコレートのセレクトショップです。ふだんTVはほとんど視聴しないのですが、土屋氏はときどきTV番組に出演されるのでタイミングが合えば観ています。洋菓子職人としてとても厳しい基準をお持ちのわりに、人柄としては親しみやすいような印象を勝手に受けています。

 今回選んだのは、ボリビアのカカオ豆を使用したダークチョコレートです。甘味料にはカナダ・ケベック州産のメープルシュガーが使われているのですが、粒を残し食感のアクセントとして仕上げてあるとのこと。

ボリビア ワイルド ウィズ メープルシュガー 70%
タブレットを割ると、醤油や潮風、昆布などといったまろやかさを感じる潮の香りがしました。
味わいは、エスプレッソの強く深い風味、粒感を残したメープルシュガーのスモーキーかつバニラっぽい甘味。メープルシュガーは、がりっとした強い食感ではなく、かりかりっと乾いた嚙み心地で、カカオニブのような微かな酸味を感じました。次第に苦味に移行し、それが舌に残ります。ヘビーではないけれど、しっかりと苦い。

 軽い味わいというのでもないのだけれど、どんどん食べ進んでしまうようなおいしさのチョコレートでした。後日コーヒーと合わせてみましたけれど、しっかりした味わいだし、そんなに尖った風味のカカオではないのでコーヒーともよく合います。食感があるタブレットというのもうれしい。

 パッケージのイラストは、樋上公実子さんという画家の方が手掛けているそうで、カカオの産地や種類をイメージしたカラフルかつ多彩なイラストはどれも目を引きます。
 思い出というか、カピバラといってつい頭に浮かぶのはS市にある動物園です。もうずっとずっと前のことだけど、夏のすごく暑い日に園内での仕事があって、それは1日じゅう炎天下で作業をするようなものでした。プレハブの小屋の屋根の上での作業中、眼下にはカピバラの集団と池があった。もうこちらは暑くてたまらないわけですが、目線の先のカピバラがあのアンニュイな目つきのままゆっくりと性交をしているのが見えた。この暑いのによくやるよなあ、とけっこうげんなりしてしまいました。
 ・・・チョコレートに全く関係のないことを書いて、すみません。

アンニュイな目つき

*

今日の「どうでもいいこと」:この間電車の中で見たおじさんの話。つり革につかまっているんだけど、電車が揺れるたびに脚がぐらぐらしていて、立っているのがつらそうだった。両足で踏ん張ってつり革を補助的に掴むのが一般的だとおもうんだけど、おじさんはつり革にぶら下がって脚のほうは脱力しているみたいな感じで、脚はへなへなだし腕がぷるぷるしていました。立つのが下手な人というのがいるんだとおもって驚いた。

サポートを頂戴しましたら、チョコレートか機材か旅の資金にさせていただきます。