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会えるだけでもうれしいのに

 ちょっとしたことからお昼のお誘いをもらい、せっかくなのでと3人で集まる機会を得た。先週のことです。

 場所や時間を融通してもらって、事務所から歩いてすぐのカフェで待合せをしました。しょっちゅう前を通るカフェだけれど、入ったことのないお店。私が馴染んでいるカフェというかコーヒーを飲むような場所は、やはり小さな頃からずっと両親の喫茶店で、最近で言うと店に集まる人の大半が60代後半~70代あたりだったため、それより若い人がいっぱいいるとなんとなく落ち着かないのです。つくづく洒落た場所が似合わない。

 そんな洒落た場所でも、ひとりじゃなければ平気です。初めての店と、久しぶりに会う人たちに、わくわくしながら向かいました。
 やっぱり人と会って話すというのは特別な時間です。またねと言って、必ず会えるとは限らないということをここ数年強く実感しています。だから特別で、とてもうれしい。

 おいしいランチをとって、会わなかった間の色んな話をしていると時間はあっという間です。

 今はなにかと制限があります。会社からなどのはっきりとした指示もあれば、周りからの見えない圧力みたいなものも多く、こんなふうに集まってお喋りをたのしむ機会までなんとなく奪われています。
 次に会えるのはいつだろうか、マスクなしの笑顔を見られるだろうか、後ろ髪を引かれながら、仕事に戻りました(会えてよかった!)。

 もうひとつうれしいことがありました。思いがけない、おいしいおもたせです。包みのカードを見た瞬間、(あの店の!)とテンションがあがりました。

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タルトヤヒュッケリ/トルコ産白イチジクのタルト

 これは大好きなお菓子です。
 以前はたしか移動販売みたいな恰好で商売していたお店で、数年前から長与町というところでお店を構えました。姉が好きだということで興味をひかれ、買って食べたのが最初でした(姉のおいしいを信頼しています)。手のひらにのるくらいのサイズですが、とても満足度の高いお菓子なんです。売り切れてしまうのが早いのと、生活圏内から少し外れているため、なかなか食べられないお菓子です。(包みもかわいい!)

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珈琲とヘーゼルナッツのタルト

 タルトは季節替わりで、店頭には定番と合わせて5種が並びます。こちらのフレイバーは初めてでした。珈琲とナッツ、それからチョコと好きなものばっかりですよ。
 食べ終ったあと、ちょっと呆然とするというか余韻にひたりたくなるお菓子です。おいしかった。

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タルト生地のクッキー(アーモンド)

 タルト生地のクッキーは、ちょっと歯ごたえのある好みの硬さです。

 おいしいおもたせ、ありがとう!(大声)

 

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