見出し画像

Minimal Bean to Bar Chocolate-'Arhuaco-

 チョコレートを食べるとき、特に最初のテイスティングをするときには、気もちと時間に余裕が欲しいです。体調がよく、気もちが穏やかで、ゆったりと楽しみたい。その点で言えば、盛夏というのはやはり不利です。食欲も落ちるし、暑さで気が立っているときに食べるのはチョコレートに失礼です。

 Minimalのチョコレートは、カカオの粒子が粗く、ざくざくとした食感が特徴的です。もう一つ、ボナイユートのチョコレートは砂糖の粒子が残っていて、こちらも食感に特徴があります。
 カカオと砂糖という違いはありますが、これらの食感というのは私にとっては夏場にも落ち着いて味わえるという気がしています。

画像1

'Arhuaco(Colombia, Arhuaco 63%) 香りの印象は、くすんでいて、深みのあるもの。炭や灰のイメージ。それから木の香りや酸味も少し、感じられます。色で例えると熾火色。
口に入れると、甘酸っぱい爽やかな味。シャンパン。次に砂糖菓子のダイレクトな甘さを感じたけれど、これがお砂糖そのものを感じたのか、カカオの風味のひとつなのか判断ができない。中盤からはシャインマスカットの豊かなフルーティ感が口いっぱいに広がる。他に青りんごなど。
こちらも、カカオのざくざくを残したチョコレートです。

 ここひと月ほど、1日1食を心がけています。
 毎週通う鍼灸整骨院、この頃は指圧のみを受けています(調子がわるいと鍼をうってもらう)。いつも気になることや体調を訊いてくれて、それに合わせた施術をしてくれます。
 ある日、脚のつけ根の鼠径部のあたりがやたら痛かったので、それを伝えました。ひと通りみてもらった先生の指摘は胃腸の疲れでした。ちょうど梅雨だったこともあって、梅雨~夏は胃腸が疲れやすいとのこと。食べすぎや水分の取りすぎを気をつけるよう言われました。

 それから数日経って、仕事が忙しくて昼食をとらない日が続きました。昼食といっても、もともとしっかり食べていませんでした。理由は眠くなるのだったり、ゆっくり食事できないのがイヤだとか、そういうものです。それでもチョコレートをつまんだり、果物を食べたり、おにぎりを食べてみたり、つまりちょこちょこと食べていたわけです。
 そういうのも一切やめてみました。〇時間断食みたいなことです。
 そうしたら、調子が良くなりました。脚のつけ根の痛みも取れたし、お通じもいいし、寝起きが楽です。やっぱり、食べないと調子がいい。

 平日は今もこういう感じで、土日は少しゆるめるので、ここ最近ゆっくりチョコレートを食べられるのが週末に限られています。
 ばんばん食べられなくてさみしい気もちも感じつつ、より厳選した時間という感じを楽しんでいます。

サポートを頂戴しましたら、チョコレートか機材か旅の資金にさせていただきます。