生後3ヶ月。娘との距離感について考える

娘は生後3ヶ月となった。今週末は生誕100日。お食い初めをする予定だ。

ベビーカーで街を歩いていると「ちっちゃくてかわいい〜」と声をかけられる娘だけれど、体重は5kgを超え、首も少しずつしっかりしてきた。

新生児の頃から見ていると、他の人から見て「ちっちゃい」娘だけれど私にはもうこんなに大きくなったんだな〜と見える。

とはいえ、当たり前だけれど一人で何かできるような年でもなく私は育休中のため24時間娘とずっと一緒。

娘は自分の一部のようだし可愛くてたまらない娘と毎日一緒にいられるのは幸せだな〜と日々喜びを噛み締めている。


一方で出産してから、どうも自分の母親が苦手になってしまった。


産後1ヶ月、母はうちに泊まり込みで家のことをやってくれていた。栄養バランスを考えた食事を作ってくれて、毎日洗濯もしてくれた。娘が泣き止まない時には抱っこしてあやしてくれたりご機嫌な時もおもちゃで遊んでくれて、とても助かったし感謝はしている。

ただ、1ヶ月もうちに居ると私のやり方には色々と気に入らないことがあったらしい。

共働きということもあり、今までうちは土日にしか洗濯をしていなかった。溜まりに溜まった洗濯物を土日に一気に回していた。そのため、バスタオルなんかは2~3日同じものを使い回していたし、トイレのタオルなども週1回位の頻度でしかしていなかった。

そんな私に母は、滔々とタオルにどのくらいの雑菌が繁殖しているかを述べ、そんな汚いタオルで拭いた手で赤ちゃんを触るのはどうかと思う、と言った。

ちょうど母が来ていた時期に梅雨入りしたこともあり、生乾きの衣服にも雑菌が繁殖しやすいから赤ちゃんのために乾燥機を買いなさいと何度も言う。

私が赤ちゃんだった頃は毎日洗ったタオルを頭の下に敷いてあげていたらしい。

食事も、私は夜はしっかり作っていたが、昼ごはんはうちにあるものを適当に食べていたところ母乳を出すんだから栄養があるものをしっかり食べないと、と言う。

母の口出しは家事にとどまらなかった。

私の夫は一つのことに集中すると私が話しかけても無視する癖がある。一度めは普通に話しかけるが、二度三度と話しかけても無視されると腹立たしくついつい声を荒げてしまう。

それを見て母は怒鳴るのはやめたほうがいいと言う。


母の言うことはいちいちごもっともだとは思う。

私だって可愛い娘のためにできるだけのことはしてあげたい。いつも清潔な環境で過ごさせてあげたいし、栄養のあるご飯を作ってあげて、パートナーである夫ともいつも仲良しでいたい。

ただ、病院から退院した私の頭の中には赤ちゃんに授乳すること、生活リズムを作ってあげること、体調の変化にどうやって気づいてあげるか等赤ちゃんの周りのことしか考えがおよばなかった。

母の指摘で赤ちゃんのお世話はそれだけじゃないんだと気づけた部分はあったけれど、母の期待するレベルの家事育児をすると考えただけでも精神的に辛く感じた。

生後1ヶ月を経て母が実家に帰った後は、自分がしなければならない家事の量は増えたものの母の監視がなくなったように感じられてホッとしたのを覚えている。

今はルンバを買って掃除機をかける負担を軽減したり、洗濯は毎日するようにはしているけれど今日はしんどいなという時はパスしたりと自分が辛くならない程度に頑張って家事育児をこなしている。


先日、暇を持て余したらしい母からLINEのビデオ通話を受けた。娘の最近の様子を聞かれ喋っていたが、ふと四連休中にお出かけするのか?と聞かれた。

せっかくの四連休だしちょっと遠出したい、ムーミンバレーパークはどうだろうかと夫と話していたところだった。

正直にムーミンパークに行くことを伝えると母は難色を示した。

赤ちゃんが熱中症になるのではと心配しているとの趣旨のことを言われ、私もネットで調べた熱中症対策を確認していること、こまめに水分補給させること、ムーミンパーク自体も屋内施設がメインであるため屋外にいる時間自体は短いはず等伝えたが、母は納得せず

「こんな天気で外出するなんて赤ちゃんを虐待している」

とまで言われた。

何を言っても納得しない様子の母にこちらも返す言葉はなく、しばらくこちらは無言になっていたが「夫と話し合って決めることだから」と伝えると「じゃあ切るね」と母は一方的に電話を切った。

24時間毎日娘の世話をし、いつも娘を優先している生活をして家事も育児も頑張ってると自分では思っている。

「赤ちゃんを虐待している」

母も孫が心配でヒートアップして言ったことだと頭では分かっているもののどうしてもこの心ない言葉で母が許せなくなった。

そして、これからはなるべくこちらの近況や予定などは開けっ広げに話さず、相談もしない。

お互いのためにも母から距離をおこうと決意し今に至る。


そんな苦い気持ちで、まだ赤ちゃんの娘が大きくなった時のことを想像してみる。

この子が辛い時は支えてあげたいし、応援してあげたい。

恐らく私の母も、私に対してそう思ってくれているのではないかと思う。

でも、自分が良いと思わないことを娘がやっていたら私はどうするだろう。

それでもそっと見守ってあげないといけないんだよねと思う。

そして、頭で理解していても実際に「見守る」を実行するのはすごく難しいことなんじゃないかと思う。


まだ3ヶ月、娘には存分に私に頼って、甘えてほしい。

でも娘は私と違う「人」であることは忘れちゃいけない。

いくつになっても、何をしてても私は見守れる母でありたいな、と思う。

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