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今はハンバーガーの中に入っているアイツが好き。

大人になると昔嫌いだったのもが食べられるようになる。

子供の頃は大の甘党だったが、今は辛いもの・酸っぱいもの・クセの強い食べ物(モツなど)も好物だ。


お店で食べるハンバーガーの中に入っているアイツ。

そう、ピクルスが嫌いだった。

ピクルスの存在がハンバーガーを台無しにしているとさえ思っていた。


不思議なもので、今はあの独特の酸っぱさがたまらない。

ピクルス嫌いを克服できたのは、仏人夫のおかげでもあると思っている。意外なことにピクルスはフランス料理で至る所に用いられる。


1.シャルキュトリーのお供に

シャルキュトリー(charcuterie)とは ハム、ソーセージ、テリーヌなどの豚肉加工食品のこと をさす。

日本でもビストロやバルでパテ・ド・カンパーニュを頼むと付け合わせでピクルスが付いてくることは多いのではないだろうか。

↑味の素のパテのレシピにもちゃっかりピクルスが付け合わせに紹介されている。


生ハムやテリーヌは塩辛い。

シャルキュトリーを食べた後にピクルスをかじる。すると、ピクルスの酢の酸味が口の中を爽やかにしてくれるのである。

↓ラクレット(※溶かしたチーズをハムやじゃがいもにつけて食べる料理)を食べた時にもやっぱりお供にはピクルスだった。

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シャルキュトリー × ピクルス × 赤ワイン は3セットで覚えておいてほしい。


2.シュークルート

シュークルートはアルザス地方(フランスの山岳地帯)の郷土料理である。

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白ワインとコンソメ、酢漬したキャベツと肉やソーセージを一緒に煮込むと出来上がりだ。

夫いわく、ソーセージや豚肉厚めのブロックで入れることがポイントだそう。(そもそもフランスでは薄切りにしたお肉をあまり食べない。)

おでんのような感覚で冬に食べる料理とのこと。

酢漬キャベツもさっぱりとしていて美味しい。もちろん、これにキュウリのピクルスもあれば一緒に食べる。


3.シャルキティエールソース

なんと、フランスではピクルスをステーキのソースにもつかってしまう。

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写真の料理は豚肉のシャルキュティエールと言うそう。

トマトの水煮+白ワイン+マスタード+ピクルス+玉ねぎを加えてソースを作り、豚肉のステーキの上にかけるて食べる。

トマトとピクルスの酸味が油っぽい豚肉とよく合う。

日本人にとっては馴染みがなく、初めて食べた味だったが違和感は全くなかった。

今では大好物だ。


フランス人にとってピクルスは日本の漬物のような感覚で食べられているように感じた。

私たちが刺身のツマで大根を食べるように、油っぽいフランス料理もピクルスを一緒に食べることで消化を助けたり油分を中和させるような働きを期待して食べられているのかもしれない。


ピクルスは酢漬しているからこそ、ダイエットや疲労回復、血行促進、そして何より免疫力UPにも効果が期待できる。日持ちもする。


日本の食卓にはあまり登場しないピクルスだが、家で料理をする機会が増えている今、ピクルスを使ったフランス料理へ挑戦してみるのはいかがだろうか?



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