-やじろべえ-日々ストレスなく生活するために、誰でも簡単にできる方法
僕の体の中にはやじろべえがあります。
もちろん、病院に行ってお医者さんに頼んで移植してもらったわけじゃないです。
精神的な話です。
瞑想の本を何冊か読んで理解したのは、「気持ちが平穏な状態で生活する」というのは何よりも難しいことだということです。
「平穏でいる」というのは「状態」を表すというより「平穏を保つ」という「行為」と考えた方が実際に近いと思います。
そのための方法として思いついたのが「やじろべえ」を体内に作ってみることです。
例えば、誰かが食器を荒っぽく置いたとします。大きな音が鳴って、この時にやじろべえが大きく揺れます。
この時に「もっと静かに置いて欲しいのに」と思ったり、言ったりすると、やじろべえの揺れがさらに大きくなります。
でもそれではいけません。
やじろべえを揺らさないように努力しなければいけない。
一度、揺れたやじろべえは放っておくと徐々に揺れは小さくなります。
揺れを大きくしなければ自然と感情はおさまるのだから、他のことを考えたり、気にしないようにするんです。
誰かに「あなたはこういうところが悪い」と欠点を指摘されると大きく揺れます。直接、自分を非難されれば激しく左右に揺れるのではないでしょうか?
その人は、あなたに直して欲しくて親切で言っているのかもしれないし、単に自分の感情のままに気持ちを吐き出しているだけかもしれません。
だけれど原因はどうであれ、大事なのは自分のやじろべえの振幅を大きくしないことが大事です。
「私は正しい。相手が間違っている」としてもです。
瞑想の世界では善悪は関係ありません。どちらも同じ現象でしかない。
とか言いながら、僕も毎日やじろべえを揺らしまくっています。
道を歩いていて、突然後頭部にボールがぶつかって気持ちが揺れない人間なんていません。いたら怖いわ(笑)
揺れるものは揺れる。でも一度揺れてしまったら、それ以上大きくしないことです。
何も嫌なことを我慢しろということではありません。他人に指摘する必要があれば言いますし、他人にお願いがあれば言います。
でも、考えてみないといけません。それを言う時の自分が本当に冷静か。やじろべえが左右に揺れている時に言っていないか。
ストレスを感じる人はぜひ病院へ行って、体内にやじろべえを移植してもらってみてください笑
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