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反り腰についての考察「屁理屈解剖学#1」

おはようございます。トレーナー早姫です。

絶賛〇っくり腰の回復期中のワタクシ。普段の生活は8〜9割りOKです。

私が、腰に負担がかかりやすくなったのは、高校生でダンスを始めた頃から。

そして、20代後半で、ピラティスやその後ジャイロトニック®を始めて、現在では、コンディショニングを通じて、自分の身体の研究とコントロールをしながら過ごしています。

私の場合は、背骨が柔らかく、股関節の動きを背骨で代用したり、ダンサーということもあり、やたら器用に身体を使えちゃう(これが厄介)ことが、腰への負担になっているよう。

そしてなにより、大昔の知識で、バレエやジャズダンスの基礎練の際に『お腹を凹ませてお尻をしめる』などの、古き悪しきティーチングを受けていたこともある。

【注】もちろん、ちゃんと教えている先生もいらっしゃるので、そこんとこは誤解のなきよう。全てのダンスの先生に該当することではありません。

いや、恨んではないですよ。それが当たり前のダンス界もなかなかだったな。と、遠い目になるだけ。貴方や、貴方のお子様の先生やトレーナー選びは慎重に。というアドバイスはしておきましょう(笑)

お腹を凹ませておしりを締める、ということは、つまりおへそこ辺りと臀筋に力を入れて固める。ということ。

そうなると、骨盤が後傾に入り、連動して腰椎が、自然なカーブから少し後湾することになっちゃう人がほとんど。

これがいかん。盛大にいかん。

腰椎が後ろに曲がっちゃうとゆーことは、脊柱全体の自然なバネがなくなるわけですから、莫大な負担が腰椎にかかり、そこから腰痛が引き起こされていくって流れですね。椎間板ヘルニアも、この流れで発症しますよね?

運動をしているのに、背骨のバネが効かないということは、これは大変危ないことです。

脊柱の自然な状態は、横から見た時に
「S字のカーブ」と言われていますから、腰椎は【反っている】ものです。

つまり、反り腰って、反り腰でえぇねん。ってことですねん。

これだけで終わると、屁理屈野郎と思われそうなので、もう少し続けましょう。

たぶん、姿勢改善での反り腰で言いたいことは、下半身の重心が前に行き過ぎてるとか、肋骨が開きすぎてるとか、そーゆーことも含め。反り腰なんかと。

たまに、スウェーバックのことを反り腰と言ってる人もいるぽいが、スウェーバックはスウェーバックや。反り腰ちゃうやろ。

腰を曲げる側に入れて、痛めがちな私としては、逆に、腰を反らせたいと思うわけです。

もう一度言います。腰って反ってるもんですよ?

しかし、あまりコンディショニングやトレーニングに精通してない人に「反り腰」は改善するものだ。って言ったらどうなると思いますか?

骨盤を丸めてお腹を押し込んだり、肋骨を押し込んだりして、腰を丸めようとするだろうな。と、想像できます。

それだと、腰痛まっしぐらですぞ。反り腰を直そうとして、腰痛になりに行ってますぞ。

さてここで、世間で言われている、反り腰を直すなら、頭の位置、足の重心を含めた脊柱全体、姿勢全体のバランスを見直す必要があります。特に、頭の位置はかなり大事。

反り腰の改善は、パーツ単体を動かすことだけ(例えば骨盤だけ調整したり)で直そうとしては、余計にバランスが悪くなり、腰痛の原因や、股関節の詰まり、さらに周辺パーツの不調を引き起こすことがあるから、お気をつけて。

なにより、お腹や骨盤、肋骨を押し込んだりして、自然に心地よい呼吸ができますか?

正しい姿勢というのは、必ず気持ちよく深い呼吸ができるところです。どこにも力は入っていません。

姿勢の改善、トレーニングは全身のバランスを見ることが何より大切。バランスと調和が全てですよん。

腰を反らせたい人からの、反り腰についてのお話でした。

最後にご一緒にどうぞ。

腰って反ってるからーーー!(エコー

では、また明日。


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