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正しく諦めるために知っておきたいこと~その1~

今日はなんで人が諦めちゃうのかを考えていた時に、ふと「諦めるのにそもそも良い悪いってないんじゃない?」って思ったんです。


最初に言っておくと、『諦める』ということについて、良い悪いも無いという事と、時には積極的に選択することが必要であることをお伝えしておきます。


ちなみに、『諦める』の語源については、コチラに詳しく書いてありました。


少し長いのですが、引用してみたいと思います。

今、日本語で「諦める」といえば、自分の願いごとが叶わずそれへの思いを断ちきる、という意味で使われるのが一般だ。しかし、「諦観(たい(てい)かん)」、「諦聴(たい(てい)ちょう)」といった熟語の「つまびらかにみる、聞く」にみられるように、「つまびらかにする」「明らかにする」が、本来の意味である。そして、漢語の「諦」は、梵語のsatya(サトヤ)への訳語であって、真理、道理を意味する。
 そうであれば、ものごとの道理をわきまえることによって、自分の願望が達成されない理由が明らかになり、納得して断念する、という思考のプロセスをそこに見出せる。単に「あきらめる」だけであれば、悔い、怨み、愚痴が残る。ものごとの道理が明らかになった上でのことならば、納得しての「諦らめ」となる。


『諦める』とはそもそも、目標に向かって進む中で、「これは違うかも」と判断して、より良い方向へ向かうために方向転換をするという感じですね。


ちなみに、お釈迦様も悟りを開く前は修行の途中で諦めちゃったんですって。


しかも、超絶な苦行をやりまくって、普通ならそこまできたら諦めたらもったいないじゃんっていうレベルまでいったのに、苦行を捨てるんです。


昨日の『なるへそと思わずにはいられない風刺画』でも紹介した↓の風刺画の中にもありましたね。


この風刺画の下のお宝を目の前にして、引き返す男の人のようにもったいないと、一緒に修行をしていた人に思われたかもしれません。


でも、お釈迦様は諦めて正解だったんです。


苦行で死にかけていたお釈迦様。


「もうアカン」ってなっている所に、スジャータという子がミルク粥を持ってきてくれます。


ミルク粥を食べて静養して復活したお釈迦様は有名な菩提樹の木の下で瞑想をして、悟りを開くことになるわけです。


諦めて正解だったわけです。


むしろ、納得して諦観できたから、苦行から離れることができたわけです。


現代で言われている『諦める』は、これまでつぎ込んだ時間やコストや、そもそもゴールを達成したいという後悔が残るので、諦めることが悲しいわけです。


ただ、これは言ってしまえば正しく観ることができていない事になります。


これまでの掛かったコストやゴールを忘れられないのに、途中で諦めてしまえば、当然後悔は残ります。


だからこそ、もし諦めきれないなら、手段は変えてもゴールは決して諦めない下げない追い続けることが重要です。


でも、十分にやりきった、もうここまでやれば後悔は無い、このまま進むよりも一旦止めた方が、自分だけでなく他の人の為にもなると、心から思うなら正しく諦めることができます。


ちなみに、更に現代においては積極的に諦めることが必要な場合があります。


それは、自分の意思に反して、周囲の期待によって目標に向かっている中で、「もう限界かも」と思った場合です。


これは、そもそも自分があまり望まないことをやり、周囲の期待に答えたいと思って取り組むことですから、どこかで無理が来るのは当然です。
『こどもに意義は求めてはいけない話』に通じています)


自分が少しでも楽しいと思えることがあるなら話は別ですが、「自分は楽しくない、でも喜ばれるから」という状態で、限界を感じたなら諦めるのは何も問題ありません。


世の中には、一旦始めたならやり抜いた方が良いって言う人もいます。


でも、それはケースバイケースです。


周囲の期待に答えようとそのまま頑張った結果、自分が何をしたいのか分からなくなる、更にひどい場合は自分で命を断つかもしれません。


私は、次のように判断をして諦めるか続けるかを判断するのが良いと思います。


◆自分がやりたいことで、止めると後悔するなら何が何でも納得いくまで続ける。

◆自分がやりたい事でも、やりたくない事でも、止めるのが怖いなら諦める


諦める、途中で放棄するについても、意義として考えると、サンクコストを捨てる事が難しくズルズルと引き伸ばしてしまうことがあるかもしれません。


でも、これが仕事で会社の利益にならないという場合であれば、止めた方が良いでしょうし、利益になるなら続けた方がよいです。


大切なことは、どんな立場に自分がいるのか、そしてもしそれを途中で止めた結果、自分と周囲はどのような影響を受けるのか?を考えてみることです。


繰り返しますが、自分がやりたいことで止めると後悔するなら何が何でも納得いくまで続ける。


自分がやりたい事でも、やりたくない事でも、止めるのが怖いなら諦める。


この事を頭に言えれておくと、諦める=正しい選択だと思えるでしょう。


そして、迅速に諦めて次に向かっていけるなら、自ずと成功へ近づくことができるでしょう。


次回のその2は、途中で諦めるでもなく、フェードアウトして止めてしまう場合について考えてみたいと思います。


最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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