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千年鯨の旅日記 中城城跡をぶらぶらする


0.前回のあらすじ

 母がたまたまインターネットで調べた美術館に訪れた私たち。
 そこは普天間基地に少しだけ入り込むという特殊な土地に建てられた美術館だった。
 戦争と平和について考えを巡らせた後に普天間宮の洞窟へと参拝。
 その後、中城城跡へと足を運んだのだった。

1.天空の城のような静けさ

 中城城跡に行くのは初めてで、何も調べずに現地に行ってみた。
 場所は丘の上、車で上った先にある。
 受付でチケットを購入した後に城までぶらぶらと歩く。
 たまにハブに注意という看板もあったので、ビビリながら道をしっかりと歩いた。

 城跡ということで、草木に覆われている。
 なんとなく天空の城のラピュタを思わせるほど、静かなところだ。
 じっと中城城跡を見ていると、松尾芭蕉の俳句を思い出す。
「夏草や兵どもが夢の跡」

 かつてここには城があった、だから城の跡。
 今まで城の跡についてあまりこれといった感情をわかなかったが、中城城跡は想像をかきたてるほどすばらしかった。

 なんてすばらしいところなんだろう。
 何もかもきれいな石畳と建築物。
 中城城跡の雰囲気はとてもよく、歩いているだけでここに住んでいた人がうらやましいと思った。

 中城城跡は丘の上、太平洋と日本海を眺められる。
 きれいな風景が広がっていて心が浄化される。
 ここが世界遺産に認定されるとは幸せなことだなあと思う。
 今後も大切にされることを祈った。

2.昼食、そしておやつ

 中城城跡を後にした私たちはお昼ご飯を食べることにした。
 食べたのはタコライス。
 ルーラーズというタコライスのチェーン店。
 野菜たっぷりで体が喜ぶほどおいしかった。

 そしてレンタカーを返したあとは国際通りでぶらぶら。
 お菓子御殿の2階にあるお食事処に上がって、おやつを食べた。

 紫芋のクリームをトーストに塗る。
 すごく相性が良くておいしかった。
 なんてすばらしいスイーツだろう。
 さすが紫芋、うまい!と感心したものだ。
 こうして2日目はうまいもので終わったのだった。

3.次回予告

 ドライブを楽しんだ私たちは3日目にサイクリングを楽しむ。
 私と母の旅には自転車で街をぶらぶらするのがつきもの。
 そう、過酷な旅が始まるのだった。
 次回がどうなっていくのかはお楽しみに!

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