手塚治虫『安達が原』 私の好きな〈短編漫画〉のひとつ
悲しくて胸をえぐられる「黒」手塚作品の『安達が原』(1971年)は、映画
だと『忘れじの面影』(1948/米)や『心の旅路』(1942/米)に通じる「〈忘れた男〉と〈憶えてる女〉」がすれ違う「悲恋〈SF〉メロドラマ」の傑作。
私は豪華上製本?の『日本漫画代表作選集』の「SF漫画(第6巻)」で読んだ。
短編漫画『安達が原』は様々なアンソロジーに収録。↓2010年以降に限定。
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・『鬼 文豪怪談ライバルズ!』(2021年/ちくま文庫) 東 雅夫:編
・『人間というもの 手塚治虫からの伝言(メッセージ)』(2020年/童心社)
・『Best of 手塚's Work』(2016年/朝日新聞出版)
・『手塚治虫「日本文化」傑作選』(2016年/祥伝社)
・『鬼譚』(2014年/ちくま文庫) 夢枕 獏:編著
・『手塚治虫 ビッグ作家 究極の短篇集』(2013年/小学館)
・『新 手塚治虫恐怖短編集 野性の復讐編』(2011年/講談社)
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1991年にはアニメ化(25分)されビデオ化(OVA)、後にDVD化もされている。
アニメの監督(キャラデザ等も)は、漫画家でもある坂口 尚(1946-1995)氏。
◆『忘れじの面影』(1948/米/Letter from an Unknown Woman)
◆『心の旅路』(1942/米/Random Harvest)
新藤兼人監督の『鬼婆』(1964)は「設定とロケーション」は良いと思った。
☆『日本漫画代表作選集』(1980~1981年)☆
◆『日本漫画代表作選集』(実業之日本社)・全6巻の書影
※日本漫画家協会理事長(当時)・杉浦幸雄(1911-2004)氏「発刊によせて」
※『日本漫画代表作選集』(実業之日本社/1980~1981年)・全6巻は、同じ出版社から『昭和漫画風雲録』(実業之日本社/2004年)・全3巻として復刊?されているらしい。「地の巻」=【なつかしの漫画・SF漫画】、「水の巻」=【青春漫画・少女漫画】、「火の巻」=【幻想漫画・ギャグ漫画】。
◆第1巻【なつかしの漫画】の書影
※【なつかしの漫画】(第1巻)収録作品
※巻末に収録の編集委員(手塚/赤塚/石ノ森/永島/松本/やなせ)による座談会
◆第2巻【ギャグ漫画】の書影
※【ギャグ漫画】(第2巻)収録作品
◆第3巻【少女漫画】と第4巻【幻想漫画】の書影
※【少女漫画】(第3巻)収録作品
※【幻想漫画】(第4巻)収録作品
◆第5巻【青春漫画】と第6巻【SF漫画】の書影
※【青春漫画】(第5巻)収録作品
※【SF漫画】(第6巻)収録作品
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