映画感想【すずめの戸締り】をみて考えた事4つ
ネタバレ少しあり。
楽しめました。面白かったです。
監督は日本の古い神話や風習が好き?
『君の名は。』に口噛み酒がでてきたから、監督は日本の古い風習や神話が好きなのかなぁと思っていた。
そういったものをモチーフに使うことにより、メッセージ性の強い作品を次々と作り上げているような気もする。
今回のすずめの戸締りでもアメノウズメノミコト(芸能の神様)が岩戸鈴芽(いわと すずめ)の名前の由来だと明かしてしますね。
やっぱり日本の神話が好きなのかな。
アメノウズメノミコトはサルタヒコノカミの妻だったとする説もあるようなので、草太はサルタヒコノカミのイメージで作られているのかなと思ったんだけど、調べてもよく分からなかった。
映画は音楽の影響をとことん受ける
TikTokで人気が出てきた十明が歌っているらしいが、とても耳に残るメロディーだ。
印象的な声をしている。
過去に、この映画といえばコレ、と思い起こすようなアニメ映画といえば「風の谷のナウシカ」を思い出す。「すずめの戸締り」といえばコレ、と言えるようなインパクトのある曲に仕上がっていて、個人的には好印象だった。
人の再生
ちょっと話はそれるがこの映画を見た後に、エコノミー時代が到来と言うニュースを耳にした。
再生を軸にした経済。RE conomy(レコノミー)って言うんですね。
リユース、リサイクル、レトロ、リダクション、リスキング。
経済も再生したいという世界の気運の中で公開されたこの映画。
人間の再生。
こういった世の中の気運と、この映画に繋がりのようなものがないか探すのも楽しい。
草太が再生してホッとした。
自然は美しく、時に恐怖である。
植物が生えている土はミミズの体を何度も通ってきているから、これは再生を意味している。
ミミズの土壌形成に果たす役割は大きい。でもこの映画ではミミズがかなり怖い。
自然は人間にとって豊かなものであり、恐怖でもあるという事か。
誰かにとっての美しい景色は、誰かにとっての悲しい景色でもある。
そんな小難しい事ばかり考えていないで、10代の純粋なラブストーリーとして観ても面白い。
まとめ
かしこみかしこみ、これからも日本のアニメーション映画を応援していきたい。
映画業界のみなさん、よろしくお願い申す。
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