見出し画像

【Travel】オリンピックと自己隔離の夏

パンデミックとアスリートの感動の狭間に

2020Tokyoオリンピックが開幕し、TVを見てもSNSを見てもオリンピックのニュースでいっぱいですね。開催については賛否両論あるでしょうが、終わって見ればやっぱり感動しましたね〜となるのは必定。それについても意見するつもりもないですし‥‥。
むしろアメリカから日本に帰ってくる事に頭がいっぱいで、帰国したら帰国したで14日間の自己隔離を強いられ、何しに帰ってきたのかわかりませんw  羽田でYouは何しに日本へ? と聞かれたらノーコメントです。聞かれないけどw

それでもF1を観たりメジャーリーグを観たり、適当に時間を潰していれば段々と腹の虫も治ってくるし、美味しいご飯を食べられるだけで幸福感を得られるのですから、自分の安っぽさに呆れます。

でも今回の帰国にはかなりの神経を使ったのも事実。今まで外遊することが多かった自分でも、かつてない位の緊張感がありました。おそらくこれほどの厳しい制限下での帰国も最初で最後でしょうし、備忘録の意味を含めてここに残しておきましょう。


アメリカを出国する72時間前までにPCR検査を受け陰性証明をもらう必要がありましたが、この時のルールではPCR検査の方法も限定されていて、さらに厚労省の定めるフォーマットにドクターに記入してもらわないといけません。
なので今回は万全を期してシカゴにある日系のクリニックを予約して、検査してもらいました。
予約した時間に訪問し簡単な問診の後、お鼻グリグリ方式(LAMP法)でやってもらい、結果が出るまで自分のレンタカーで待機。無事に陰性でした。まぁすでにワクチン接種を2回受けてましたし、その点はあんまり心配はなかったのですが。

画像1



検査翌日。3ヶ月ぶりの帰国です。エアラインはJALさん。
シカゴのターミナル3はアメリカンエアラインの国内線は賑わってましたが、JALさんにチェックインする乗客はわずか。夏休みで日本に帰る家族連れが何組かいましたが‥‥。チェックインで陰性証明を見せ、荷物を預けて無事にボーディングパスをもらいます。

画像2

画像3

インディペンデントデイのホリデーもあって、コロナ以前の状態に戻りつつあったオヘア空港。それでもマスクは着用しなくてはいけません。


画像4

おそらく乗客は30名程度でしたかね。機内は広々使えましたw   映画観たり、なんだかんだといつも通りに過ごしますが、機内では健康カードや質問表が配られて記入していきます。

画像5

出発日までにインターネットで下調べをしていたので、特段問題はなかったですけど、このフォーマットなどはかなり頻繁に変わっている様子でした。


画像6

JAL009便はほぼオンタイムでランディング。ゲートに着いたのは7月9日15時47分頃でした。5分くらい機内で待っていましたが、すぐにターミナルへ誘導されました。

画像7

まだ閑散としていた羽田空港国際線ターミナル。要所要所で係員の人が立っていて誘導されて行きます。またオリンピック関係者の専用レーンもありましたけど、見かけたのはコロンビアの何名かの選手団だけでした。

機内で書いた健康カードや誓約書などを確認して提出。問題がなければPCR検査の方に移動します。PCR検査は昨年帰国した時と同様で要領もわかっていたので問題ナシ。まぁ前日にPCR検査で陰性なのだから、急に陽性となる心配もなかったしね。唾液検査の検体を提出したら、別室に行きます‥‥。

そこには乗客より多い(笑)係員の人たちが待っていました。ここでマンツーマンでスマートフォンにアプリがきちんとインストールされ、動作できる状態になっているかどうか確認します。担当は若い人が多くバイリンガルや中国系の人も多かったですね。きっとオリンピックに合わせて増員してトレーニング期間みたいになっていたのかな。アプリの説明を聞くと「コレカラ、ジューヨッカカン、アプリカラレンラクガイキマスネ。ソレニデテクダサイ」ということでした。はいはい。わかりました。

画像8

ゲートに15時45分頃に着いて、書類チェックと提出、PCR検査、アプリのチェックなどを終え荷物を取って出てきたのは17時20分過ぎ。およそ1時間40分過ぎで出て来られたのは上出来、上出来。去年の帰国時にはPCR検査だけで4時間かかっていましたからね。おそらくオリンピック関係者の入国を見据えて、羽田の体制が拡充していたのが理由でしょう。この後、レンタカーに乗って久しぶりのわが家に向かいます。


お兄さんにアプリカラデンワキタラ、デテクダサイ、って言われてたからね。
お家に着いたらまずはOverseas Entrant Locator(OEL)をチェックイン。このアプリは、この後MySOSに統合されたようですが‥‥。

画像9

隔離期間中、一日2回、多い時は3回このアプリからメッセージが来て、今ここボタンをタップしてお返事します。

画像10

メッセージが来た時はこんな感じです。


その次にインストールしてあったのはMySOS。

画像11

これは担当者が直接電話して来て状況をお話しする場合と、AIから電話が来て自動録画する場合があります。でも担当者の人はお顔を見せてくれません。こっちはいつもスッピンだというのに。

画像12

このアプリも一日2回連絡が来る感じでしょうか。お昼頃に1回と夕方に1回とか。

画像13

MySOSが隔離期間中にアップデートされ、OELと統合するような形になったようですね。

画像14

AIから電話がかかって来る数分前に、上のメッセージが届きます。そしてかかってきたビデオ電話に対応すると30秒間の間録画されます。話しても返事してくれないし、だま〜ってるその時間がもう間抜けで間抜けでw



画像15

7月9日午後に帰国してから14日。厳密には7月24日になった瞬間に自己隔離期間は終了しました。おそらく欧米の人なら絶対守りそうにないルールですがw、良い子にして14日間過ごしました。出かけたのはコンビニ、スーパーマーケットと銀行と郵便局が一回ずつくらいですかね。悪りぃことしたら名前バラしちゃうからなルールは、どれほどの効果があるのかな〜? 実際に名前バラされちゃったという人も聞かないけどw   自分はすでにワクチンも接種しているので、そんじょそこらの人たちよりはよっぽど安全だとは思うのですが、ルールはルール。宣誓書にサインした以上は大人しくしておりました。問題はこのルールがいつまで続くのか?ということです。もちろんコロナの収束が大前提なのでしょうが、ワクチンパスポートなども始まっている今、海外のトラベルというのは新しい形になって行くんでしょうね。


画像16

隔離期間の終わった翌朝。MySOSからメッセージ。GPSによるトレースは自動的に終わるようですね。



何の因果か隔離期間最終日に見た2020Tokyoオリンピック開会式。
やっと隔離から解かれる開放感はさほど感じないものの、空席の国立競技場で行われる開会式には途方もない寂しさを感じました。どんなスポーツであれ観客あってのスポーツだと思い続けて来ましたから、いまだにコロナと闘い続けている様子を見るに、このパンデミックは手強いよなぁ〜という思いを強くしました。
F1のイギリスGPも超満員、メジャーリーグもお客さんいっぱい、ウインブルドンも大盛況。海外は本来の姿を戻しつつあるというのに、これは日本だけなんでしょうかね。秋にはF1日本GPもある予定なんですが‥‥。


画像17

さてnoteのアップがすっかり遅れてしまったおかげで、サポーターの皆さんへのプレゼントもお預け状態になってしまいました。ごめんなさい。
ですので、応募の締め切り期間を8月31日まで延長します。もちろん、今までのサポートも有効ですし、これからのサポートでも構いません。どの記事を見てサポートしていただいても構いませんので、どうぞよろしくお願いします。

それにしても2週間お家にいたおかげで、やりたいことがほとんど出来ず、残りの時間も大忙しになっちゃうじゃん。次はいつ出発するんだっけ‥‥?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?