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小学生の息子2人の夏休みを利用して、男3人でインド旅行に行った話_12(レー前編)

前回は、長男・次男共に体調不良に陥ったマナリ→レー(Leh)への標高5000m超のバス移動をnoteしました。今回はその後のレーの街での活動について

ラダックの中心地レーの街に到着した3人。しかし、長男の容体はなかなか良くならないので、日がな一日私と次男は暇つぶしをしていました。

レーの街に到着したのは15日の夕方。今回は体調不良者がいるので、安宿ではなく清潔で十分に体が休まる宿へ宿泊しました。スタッフの方も親切で非常に快適に過ごせたので、結局長男の体調が回復してからも帰国するまでの10日間お世話になっていました。

翌日の16日。長男の体調は少し良くなるものの、まだ町をぶらつくほどではありませんでした。バスで越えた峠よりかは高度が下がっているものの、3500mあるので富士山中で生活しているようなものだから仕方ない。病院に行くほどではないので、身体が慣れるまでゆっくりしようと考えました。

レーはインドに組み込まれるまでは、ラダック王国の首都として栄えた場所。インドよりもチベット文化が色濃く、非常に興味深い建築物やお土産などがあるが楽しむのは長男が快復してからにしようと、次男とは町をぶらつき、暇をつぶしていました。


長男の回復待ちで暇すぎたのでオシャレな美容室でカットしてもらった写真。こどもは約500円でした。

翌日(17日)には長男の体調も落ち着いたので、行きたかったパンゴンツォへの行き方を調べ、試行錯誤をしました。

長男の体調が良くなってきたのでレーに来た理由のひとつ、インド映画「きっと、うまくいく」のラストで映っていた湖、パンゴンツォに行きたいと思っていたので、行き方を調べてみました。


①ローカルバス
往復1200円位で行けるので破格に安いが、往路は水曜日と日曜日(復路は翌日の朝イチ発)の週2回のみの運行でチケットは前日にのみ買える。

⇒制限多いなぁ。。。。使いづらい。

②シェアタクシー
旅行代理店で同じ日程・行き先の人を募り人数割りする制度。大体2泊3日の旅程でパンゴンツォ以外にも巡り総額40,000円を最大5人割り。

⇒誰とシェアするかは当然選べず、うちは3名カウントで24,000円くらい

③プライベートタクシー
2泊3日を40,000円で貸し切る。

⇒高いなぁ・・・。運転手と相性が悪かったら嫌だなぁ。

まず①のバスは制限が多いのと、せっかく来たのに慌ただしいスケジュールなので、今回は却下した。

②③のタクシーの場合は、パンゴンツォのみで日帰り、もしくは1泊2日なども選べるが、タクシー利用するのにパンゴンツォのみはマイナーなのと私たちは時間に余裕があるので、他の場所含め2泊3日を選択した。

最初はシェアタクシー目的で、複数の代理店に顔を出し募集していたが、良く考えると余りシェアタクシーの旨味がない事に気づいてきた。。。。

どういう事かというと、まずうちは3人とカウントされるので、4万円の内最大5名集まっても24,000円を負担する。つまり半分以上の金額を支払う。
それにも関わらず、初対面の欧米人カップルに気をつかないながら、身体の大きい彼らに良い席を譲ることになる。。。

また目的地に向けて2回5000mを超えた峠越えが発生する。またエマージェンシートイレ問題が発生しかねない。

その度に同乗者に気を遣う必要がある。。。。
私達がこのタクシーの過半数以上を支払う大株主なのに、どう考えてもこんなに気を遣うのは納得いかないと思いました。

レーの街はインドと思えないほどキレイ。ゴミや動物。糞が極端に少ない。

『旅行代理店には頼らない』と発想を変えてみたところ、アクションが変わり、自身として納得の行く結果になりました。

なので、発想を変えました!!

発想_1)③のプライベートタクシーにするが、40,000円は高いのでコストダウンを計る。

発想_2)気の合いそうな人を代理店ではなく自分たちで探し、条件が合えば同乗させてあげる。

アクション_1)そもそものコストダウンに関しては、旅行代理店経由だとどこで頼んでもほぼ金額が変わらないのと彼らがとる中間マージンがコスト高の要因なので、手数料が本業ではない宿泊中のホテルに確認した。代理店経由の価格から10%ダウンを提示してくれた。

しかし、まだ行けそうなので今度はタクシードライバーの溜まり場に行き、直接交渉した。すると代理店経由の価格よりも20%程度低い金額が提示された。

ただし運転手の素性が知れないのは怖いのと車種が軽自動車もしくは軽バンだったので快適性が低く、できれば避けたい。また、何かトラブルがあったとき直接インド人と戦うよりは、一応私に寄り添ってもらえる、ホテルに交渉してもらったほうが安心だ。

再度ホテルに戻り、「タクシードライバーに直接交渉したら32,000円だったから、そちらもどうにかならないか?」と相談をした。
ホテルのオーナーは「そんなことしたのか?」とぎょっとした表情を見せたが、その場でドライバーに電話をしてくれた結果、価格は32,000円で車種はトヨタのイノーバという快適な車になった!ドライバーも底抜けに明るい、優しいおじいちゃんで最高だった。


アクション_2)同乗者探しは、難航した。そもそも私とストレス無く会話ができる人は、日本語が堪能な方に限られるからだ。レーに来る日本人は多くない。

人気の旅行代理店が見えるカフェで張り込みをし、日本人を見つけると突撃を繰り返した。内容はこういう日程で考えていて、価格も代理店経由でシェアするより安いよ!と完全に代理店の営業妨害しながら話しかけたが、中々スケジュールや金額が合わない。5組位と話したが駄目だったのでこちらのプランは諦めた。しかし、コストダウンに向けてやりきったので良しとした。

まさかインドで個人向け営業をするとは思わなかったが(笑)楽しい一日だった!2日後の19日出発で話はまとまり、念願のパンゴンツォへ向かう事ができる事になった。

※トップの写真はメインバザールで踊るチベット系の方々
※このnoteは2023年8月16日~18日の出来事を記載しています。

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