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言語化をあせらない

note123th.


モモは、彼の言った言葉をぜんぶ、心の中にだいじにしまっておきました。
           ミヒャエル・エンデ『モモ』


昨日に引き続き『モモを読む』を読んでいます。
シュタイナーの人智学という概念は、私にとって初めて出会う考え方なので、するっとスムーズに頭に入ってこなくて。だからメモを取りながら読んでる。

今、3分の2くらい読み終わったところ。
読み終わっちゃうのがさみしいくらいおもしろいから、終わりが見えてきたのが少しかなしい。

読んでいて、ぐっと心に刺さったシュタイナーシュタイナー思想があったので紹介します。

それは、

徹底的に考えぬいたことがら以外を口に出してはならない

というもの。

あせらない。急がない。性急さに身を委ねない。
忍耐や待つことから、生まれるものがある。

はっとしました。
自分の伝えたいこと、言いたいこと、言葉にしたいことはなんとなくあるんだけど、それがまだ言葉として降りてこないとき。思いが、空に浮かぶ雲みたいに頭の中にたゆたってるとき。そんなときってありますよね。私はたくさんあります。

私は今まで、それをふわっとしたまま、空に浮かぶ雲みたいな状態のまま文章を書き始めることも多かったんだけど、それってある意味「あせり」じゃないかな。未分化、未発達、未熟成な思いを言葉にするのは、自分の思いを殺してることにならないかな。もっと内省して、自分と向き合って、自分の中に言葉として降りてくるまで待つことが、今の私には必要なんじゃないかな。

「言葉」を、もっと、厳密で厳粛なものとして扱うことを覚えたい。「言葉」と、もっとちゃんと向き合おう。

今日の気づきです。

残り3分の1、大切に読みたいと思います。

それでは、あなたの今日がハッピーにあふれる一日になりますように。またね♡

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