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前職とあまりにも違った、たったひとつのこと。【中途⼊社インタビュー】

執筆・編集 山村光春(BOOKLUCK
撮影 松村 隆史

企業とお仕事をするクリエイターなら、もはや常識の説が「ブランディングって、大事だよね」。

それを15年以上も前からずっと言い続け、「ブランディングデザイン」という言葉を編み出し、なんなら社名も変えてしまった「エイトブランディングデザイン」。パイオニアだからこそ染み付いている社内のカルチャーを、現場スタッフのリアルな声を拾って、あなたにスローインする連載です。


手応えのある仕事を求めて。

ところであなた、「転職したい気持ち」にフタしてないですか?
そりゃ、パンドラのフタをあけてみたいのは山々だけど、つきまとう不安や心配(ありますよね)。

「普通のデザイナーとどんなところが違うの?」
「どんな仕事をどこまでやるの?」
「そこで得られることってどんなこと?」

そんな気になる“どんなこんな”を、エイトブランディングデザイン(以下エイト)に途中入社した3人に聞いてみました。

まずは前職のこと。杉江さんと岩垂さんは、もともとデザイン会社からの転職組です。

「ただ私の場合、最初からデザイナーだったわけじゃなくて。紆余曲折いろいろありまして……」

と、明るく人生を語り出す杉江さん。ワーホリで海外に行くなどいろんな経験をする中で、直接のきっかけとなったのは、地元の海苔工場で働いていた時のこと。

「本当にブランディングデザインを必要としているのって、こういう人たちなのかなと」

その工場は、いいものを作るために頑張っていたけれど、それがデザインや戦略に落とし込めてない。もったいない。そんな人たちのお手伝いをしたい!と思い立ち、まず入社したのが小さなデザイン事務所。「ただそこでの仕事は、基本デザイン業務のみで完全に分業制でした」

そして岩垂さんは、もともと広告制作会社でグラフィックデザイナーをしていました。

「私がいた会社の場合は、お客さんとデザイナーの間に営業がいて、代理店がいて、と何層も入っていたので、私に仕事が降りてきた時には『こういうデザインをしてください』と、決まっていることも多くて。これでいいのか?と、たくさんもやもやしてました」

もっと一から、総合的に関わりたい。誰のためにやっているのかを明らかにしたい。そんな思いが強くなってきたと言います。

一方、青山さんがいた会社は化粧品メーカー。商品企画からパッケージデザインまで、まさしく「一から、総合的に関わる」仕事をしていました。

「全部できるので、それはそれで楽しかったんですけど、一メーカーの中では商品以上のデザインには関われないですし、ロゴとか戦略にも関わってみたかった」

さらにデザインに関してはどうやったらより売れるのか「見よう見まねでやっていた感じでした」

いろんなクライアントさんの悩みをデザインで解決してみたいという思いが拭えなかったのでした。

こんなふうに、アプローチは異なるものの、今あるスキルを活かしながら、さらに領域を広げ、手応えのある仕事を求めていた3人。そして約1年前、ほぼ同時期にエイトに入社しました。「入ってみてどうでした?」と聞いたところ、誰もが口を揃えたのは、

「聞いてはいたけど、本当に全部やるんだ!」

でした(笑)。


「大変さ」と「忙しさ」の種類が違う。

「実は私、それまでの人生で発注書を書いたことがなかったんです」

と、告白するのは岩垂さん。これまではデザインの仕事ばかりで細かい事務的な業務やスケジュール管理などは、まったくの門外漢だったといいます。

でもエイトでは、そんなやったことがない仕事もOJT(やりながら覚えていく)に頼らず、因数分解(【スタッフ教育】仕事の流れを“見える化”する因数分解)を見るときちんと体系化、言語化されており、それが見ればできるようになっていたと言います。

さらに、SEOや知的財産といった専門分野においては、外部から講師を招くことも。

「検索にひっかりやすいキーワードを盛り込んで、文章を組み立てていくSEOのやり方は、クライアントさんと3者で研修を受けました。記事を書くのはクライアントさんですが、今後は自分でも説明ができるようになっておかなきゃいけないので。また知財のことも重要で、きちんと知っている必要がありますよね。たとえば社名を変えたいとなった時に、名前だけでなくロゴも似たようなものがあるのかどうか、調べるのも私たちの仕事なので」

とにかく感じたのは、やるべき仕事の幅広さと奥深さ。「もちろん望んでいたことではあるんですが、びっくりしましたね」

>> この続きは、エイトブランディングデザインWEBサイトにて無料公開中!『【中途⼊社インタビュー】前職とあまりにも違った、たったひとつのこと。』へ

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執筆・編集

山村光春
1970年東京生まれ。雑誌「オリーブ」のライターを経て、2000年に雑誌や書籍、広告の編集・執筆を手がけるBOOKLUCK設立。暮らしまわりや旅まわりのジャンルをおもに活動中。編著書に「眺めのいいカフェ」(アスペクト)「おうちで作れるカフェの朝食」(世界文化社)など。現在、東京と福岡との二拠点生活中。http://bookluck.jp/


撮影

松村隆史
写真家
1975年富山生まれ。大学中退後に上京。スタジオフォボスに勤務。2000年、フリーランスとして独立。自然物、暮し、料理、ポートレイトなどの撮影を中心に活動。http://www.matsumuratakafumi.com/


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