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栄養療法ことはじめ(2)うつ病と鉄

前回はうつ病と、コリの話で終わっちゃいましたが、そのネタ、もうちょっと続きます~。

うつ病になって、かれこれ20年。
当時は26歳だったので、2022年現在、20周年を迎えるわけです。(晴れ晴れしくねぇ)

それが治ってきた、といえるようになったのは、ここ最近のことです。

というか、今日、郵便局に行くのに、チャリンコを立ちこぎしながら、「私って、元気なアラフィフよね…」と思ったので、知らんうちに結構元気になってますね。


2012年~鍼灸学生時代

私が、鍼灸学校を卒業して、はりきゅう和-nagomi-を開業した2016年には、まだうつ病をひきずっていました。

鍼灸学校在学中には、「よく出席日数たりたなぁ」というくらい、まだまだ発熱することも多く、常にシンドイ、だるいで、クラスでも浮いていました。

当時は、浮いていたことに気が付かなかったほど、自分のことに精いっぱいで、周りが見えていなかったのです。


在学前から、腕の良い鍼灸師になるための勉強として、何より、自分の健康を取り戻すために、あっちゃこっちゃの鍼灸院、整体などの治療院に行きましたが、どこに行っても、うつ病は治る気配はありませんでした。

何なら、今もって、「もっと良い治療法はないか」という気があるので、うつ病によさそうなことは、試しています。


2010年以前

話は、うつ病発症して、仕事を休職していた頃、

母がリウマチで、漢方薬を専門に扱う、北九州の著名な病院に通っていたこともあり、病院で貰う薬以外で、最初に試したのは、漢方薬でした。

漢方薬の治療効果がはかばかしくなかったことと、あと、これは完全に私が悪い話なのですが、お医者さんにちゃんと言わず、うつ病の薬も飲んでいたことで、そちらとの飲み合わせが悪く、倒れてしまったことと。


倒れて、吐いて、目が回って起き上がれない…という大変な状態になりました。神経内科で、神経の損傷を検査してもらって。

そういう経験があるので、漢方薬は、うつ病の薬を飲んでいるときに、並行して飲むのはお勧めしません。


漢方薬も、本格的な煎じ藥だったので、どういう飲み合わせが悪かったのか、因果関係を調べるのは簡単じゃないです。

しみじみ、当時の私は無知でしたね…。

さすがに「薬は飲み合わせが怖い」ことは、学習して、それからはやってません。


牡蠣エキス、体に合っていればすごく良い

ただ、その前に、牡蠣エキスのサプリメントを飲んでいたことがあって、高いものではありましたが、それにはめちゃくちゃ効果を感じました。

この経験が、「もしかして、私に必要なのは、薬ではなく、栄養なのでは?」という着想に繋がったと思います。

Oリングテストというのをする、ちょっと変わった薬局だったのですが、問題が一つあって、飲み終わったので買いに行こうとしたら、店が潰れて、もうなかった…という。


あと、ほんまに良いサプリメントやったと思うんですが、いかんせん高かったと記憶しています。それでも健康には変えられません。


2017年 栄養としての鉄と出会う

何年か前、偶然、鉄茶というものに出会います。

京都大学の教授で、野中先生という方が主催する、鉄の栄養としての勉強会がありまして。

地球の歴史、46億年ですか。
その歴史の中で、生命と鉄が果たしてきた役割、それが現在にどう引き継がれているか。

むか~し、高校時代、わたし、生物選択だったもので、「そういや、授業でそういう話聞いてたな」と思いました。

自分でもそれから、生命の歴史については調べたんで、良かったらあとで参考までにリンク貼っときます。


2017年、藤川徳美先生のベストセラー、「うつ・パニックは鉄不足が原因だった」が出てます。

本屋で平積みされていて、これで私、本好きなんで、すぐ買って読みました。

わたしのうつ病の原因が、鉄とタンパク質(鉄だけじゃなく、タンパク質にも、上記の本の中で言及されてます)不足だったとしたら、鉄をたくさん摂ることができたら、うつ病は軽くなるんじゃないか?


そう思って、実行してみたんですね。

その実行のやり方が、鉄を溶かしだしたお茶を飲むこと…鉄茶を飲むことでした。

サプリメントも買ってみたんですが、なんか続かなくて。

鉄茶の作り方は、野中先生が教えてくださったやり方で、鉄釘や、黒豆に色付けで入れる鉄卵を、緑茶に入れて溶けだしたものを飲むという方法です。

これが私には合っていました。

ちびちびと、一日に何度も鉄が口に入るので、胃も荒れませんでした。


尾を引いていた、うつ病の不眠や免疫力の低下は、二年ほどで記憶のかなたに飛んでいきました。

うつ病のときは、「眠るって、どうやってたっけ?」という状態だったのですが、今はいびきかいて、大の字で寝てます。


私が鍼灸学校に入ったのが2012年。2016年に開業しましたが、開業して二日目くらいに、大したきっかけもないのに、高熱を出して一週間、院を開けなかったくらい、まだ免疫力がへろへろでした。

2017年に藤川先生の本と、野中先生の鉄茶に出会わなかったら、私は今、鍼灸師を続けられていなかったかもしれません。

悔しいのは、もう20年前に、栄養のことを知りたかったってことだけです。


鉄の話↓↓

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