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読書メモ

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#読書感想文

夏目漱石『それから』を読んで 2021/9/29の日記

 夏目漱石の『それから』を読み終えた。  なかなか読破するのに時間がかかったけれど、代助…

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再読『海辺のカフカ』村上春樹① 2021/8/18の日記

この世界において、退屈でないものには人はすぐに飽きるし、飽きないものはだいたいにおいて退…

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『JR上野駅公園口』柳美里,河出書房

『JR上野駅公園口』柳美里,河出書房  1993年、私は「天皇」と同じ日に生まれた――東京オリ…

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「星の王子さま」を読んで

小さな王子さまが大好きなきみたちにとっても、僕にとっても、誰の知らないどこかで、僕らの知…

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「ティファニーで朝食を」を読んで

トルーマン・カポーティが書いた『ティファニーで朝食を』を村上春樹の訳で読んだ。 本作、私…

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西の魔女が死んだ 感想

「西の魔女が死んだ」 通っていた中学校でのいじめをきっかけに学校へ足が向かなくなった少女…

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魔の山 心に1番残った一文

私たちの言葉が、もっとも敬虔なものから非常に肉欲的、衝動的なものにいたるまで、さまざまに考えられる事態のすべてを言い現すのに、愛というひとつの言葉しか持っていないのは、結構な素晴らしいことではないだろうか。 「魔の山」下巻p.534 半年近くドイツの文豪トーマス・マンが描いた「魔の山」を読んでいる。半年もかかっているのは難しいからであり、情けない話、内容の3割も理解できていないんじゃないかなとさえ思う。 それでも、私は一生忘れない一文に出会った。それが先に上げたものだ。こ

「魔の山」読書メモ②

こんばんは、ぴょんきちです。 今日からオンラインで講義が始まりました。教科書も無事に届き…

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「魔の山」読書メモ①

本を読む時間が増えた。 時間があるからいつもよりペースも速くて色々な本を読むことができて…

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小便をかっこよく語れる大人になりたい~「世界の終りとハードボイルド・ワンダーラン…

最近、一つ歳を重ねた。 心はいつまでも子供みたいに幼いのに、時間が勝手に僕を大人のステー…

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変化を受け入れてくれる心地良さ

「お前、変わったなー」 いや、違う。それはあなたが僕を見る見方が変わったんだ。 僕自身、…

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