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ガンを克服するには? 三番目の要因にアプローチしよう

メディアの光届かぬ「闇の世界」よりこんばんは、太陽光は浴びまくりのじゅにーです。


今回はいずれ書かなきゃいけないだろうと思っていた「ガン」というテーマについて、私なりに書いてみようと思います。

つい先日フォロワーのたえこさんがガンの闘病について書かれていたのを見て、まだ先で良いかと思っていたこの件を急遽書くことにしました。


ガンは常日頃発生している細胞の複製の失敗作が免疫細胞によって消去されず、異常増殖をきたして正常組織を機能不全に追い込むことによって発症します。

失敗作自体は私達の想像より遥かに多数発生していますが、身体が正常な機能を果たしていれば、きちんと消去出来ます。

何らかの原因でそれがうまく処理できなかった時、ガンとして現れてくるのです。


まず、ガン細胞が発生・増殖・転移など病態を進行していく上で重要な三つの要因があるので、それを見ていきましょう。


①遺伝的因子

我が家はガン家系だとか聞いたことありませんか?確かに人によってガンになりやすい、なりにくいは存在します。

アメリカでは、乳ガンになりやすい遺伝子を持っているというだけで、健康体であるにも拘わらず切除手術を受ける若い女性が居るというくらい深刻な社会問題となっています。

しかし、実際のところ遺伝子的な影響は微々たるものなのです。説明は後述します。


②変異原生因子

いわゆる発ガン性物質というものです。遺伝子を損傷し、異常な細胞を産み出す可能性のある物質です。

これらの物質を取り入れれば取り入れるほどガンになりやすくなるわけですが、これまたそんな単純な話ではないのです。こちらも説明は後述します。


③成長因子

発生したガン細胞を増やしていく物質です。今回の話はここを中心にしていきたいと思います。


以上の三つの要因が重なり合ったとき、ガンが発症するわけです。

では、克服するためにはどうすれば良いか改めて見ていきましょう。


成長させなれば発症しない

ここからは私の闇の世界バイブル、「葬られた第二のマクガバン報告」から色々と引用しつつ、私の考えも交えてお話ししていこうと思います。

(こんなに高かったっけ?)


こちらの本では、ガンを庭の雑草に例えて分かりやすく説明されていました。

遺伝的因子は土壌であり、変異原性因子は雑草のタネであり、成長因子は日光や水です。


雑草にとって快適な土壌にタネを蒔けば発芽し根を下ろす。

ガンになりやすい人が、発ガン性物質を取るとガン細胞が産まれる。


根を下ろした雑草は、光や水により大きく成長していく。

ガン細胞に望む栄養を与えると、どんどん増殖して大きくなっていく。


やがて庭をはみ出し、敷地外にその勢力を伸ばし、手に負えなくなる。

やがて転移し、体内の様々な組織を機能不全に追い込む。


さて、あなたなら雑草をどう対処しますか?

土壌を変えることはそう簡単ではないし、そもそもタネを蒔いたわけでもないのに勝手に生えてきます。

もって生まれた遺伝子をどうにかすることは困難であり、現代社会において発ガン性物質を完全に除去する暮らしはほぼ不可能です。


よって答えは「成長させないこと」になります。

どんなに良い土壌でも、どんなにタネを蒔いても、水と光が無ければ雑草は生えてこないのです。

庭の雑草において水や光を完全に取り除くことは困難でしょう。しかし、日当たりが悪いと言うだけで雑草はあまり増えることが出来なくなるのも事実です。


では、ガン細胞における水や光になりうるものは何なのでしょうか?

その答えはとても意外なものでした。


ガンを成長させているものとは?

その答えとは「タンパク質」です。

まさか!?…と思いますか?

実私もはそうでした。そして件の本の著者にとっても想像を遥かに越えた答えだったのです。

そもそも研究の始まりは「栄養状態が悪い(タンパク質の摂取量が少ない)人ほどガンになるだろう」ということだったからです。

そして著者は、調べれば調べるほど自らの仮定、及び栄養学会での常識と真逆なところに答えがあることを突き止めてしまうのです。

以下に作中で紹介されている図を引用します。

画像1

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画像3


これらの結果から得られた結論は、動物性タンパク質が一定以上(総カロリー比の10%以上)となると、急激にガン細胞を増やす、ということでした。

1番目の図は、②変異原生因子の影響は③成長因子の影響に比べて非常に小さいことを示しています。

そして①遺伝的因子は食生活を共にする家族というコミュニティーにおいて、皆同じ③成長因子を共有しているからこそ影響が大きいように見えてしまうのです。

実際、遺伝子が同じ一卵性双生児の女性をターゲットに疾病の罹患率を調べてみたところ、姉妹である事よりも夫婦である事の方がより強く相関関係があったそうです。

遺伝子は同じでも、違う食生活を送ると疾病は必ずしも同じにならないということです。

そして一番大事なのは3番目の図なのですが、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べてガン細胞をより成長させるということです。

すなわち、動物性食品の摂食を極力減らし、野菜や豆類などの植物性食品の摂取を増やすことでガンが克服できるという事です。


ここからはデータより直感派の私の意見です。

子牛を僅かの期間でとても大きく育てる食べ物が牛乳です。

大きくなりたいと願っているガン細胞がそれを取り入れたとき、果たしてどうなるのか。

それは上記の結果が示してくれているのではないかと考えています。



最後に

研究の発端となったインドネシアの子供達は、粗悪なピーナッツバター由来のアフラトキシンという強力無比な発ガン性物質の脅威に、常に晒されていました。

しかしそこで肝臓ガンを発症していたのは、栄養に乏しい貧しい家庭の子供達ではなく、栄養状態の良い富裕層の子供達でした。

その小さな疑問から生まれ、栄養学会の常識を打ち破る多大な結果をもたらした素晴らしい統計調査は、畜産団体、牛乳利権団体の圧力によって闇に葬られてしまいました。

メディアの光を当てられることなく…。


ここには私の拙い説明では言い表せない、とても素晴らしい内容が記されています。

もし興味があれば是非手にとって頂きたいと、そう思います。

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