市販薬で免疫力を上げてみる リメイク記事
こんばんは、闇と光と愛の伝道師、ぶじゅにーです。
さて、私は基本「薬を勧めない薬剤師」というスタンスで活動しております。
…というのが本来の口上でしたが、活動自体は今となってはもう何でもありですね。
まあ薬剤師としては間違いなく薬は勧めない。とはいえ全てを拒否している訳ではなく、ほんの、ほんーーーーーーーの一握りなら認めている薬もありますので、今回はそれを紹介したいと思います。
それでは、始めていきましょう。
そもそも、私が薬を好きではない理由は、「結果」にアプローチするものが殆どだからです。
原因は身近なところにあるのに、それを捉えずに結果ばかりを追う。
正直、効果は良いですよ。なんたって結果を捻じ曲げるのだから。でも根本が変わらない限り、結果は常にまた襲ってくる。無限ループの完成です。
資本主義的な側面の強い西洋医学は、結果にアプローチするものが多い。なので私は体質改善を主とする東洋医学が好きです。
前置きが長くなりましたが、要するに漢方薬が好きなんです。
そんな中で今回のタイトルにマッチするもの、それは「葛根湯」です。
葛根湯の効果
昔から風邪の引き初めには葛根湯が良いとよく言われています。どういう効果があるのでしょうか。
一口で言うと、葛根湯には体温を上げる作用があります。免疫力は体温が1℃あがるだけで何倍にもなります。逆に1℃下がると30%低下します。
強い雨に打たれた後、寝冷えをしたときの感冒様症状はまさに低体温由来の免疫力低下からくるものです。
飲み方のコツ
以前講演を聞いた漢方好きの歯医者さん曰く、風邪の予兆を感じたら本場用量(日本の医療用量の3倍、市販用量の7~8倍)の葛根湯を飲んで寝れば、翌日には体調はすっきり元通りとのこと。
私も最近でこそ体調不良とは無縁ですが、以前それを聞いたときに試してみたら、なるほどといった実感がありました。
※あくまでも個人の実感なので真似をする方は自己責任でお願いしますね。市販用量でもそれなりに効果はありますので※
漢方薬の特徴は、飲めば飲んだだけ効果があるというところです。無論全てではないですが。根本は体質改善なので納得と言えば納得です。
あと大事なことは、可能な限りお湯で溶かして飲むこと。最近は錠剤タイプの葛根湯も有りますが、名前に「湯」とあるのにはちゃんと意味があるんです。
なるべく昔ながらのあるべき形で服用しましょう。
選び方のポイント
巷にはかなりの数の葛根湯製剤が溢れていますが、どれを選べば良いでしょうか。
漢方は服用量に効果がある程度比例するので、中身が多い物を選んだ方が良いと思います。
箱の大きさや服用回数ではなく「1日量における成分量」を確認します。製品によってかなりバラツキがありますが(1.5g~5g)、なるべく多い物を選びましょう。
例えばこれ。
薬店で見掛けやすいクラシエの満量シリーズでも良いんですけど、こちらの方が添加物的にマシかなと思いました。
基本的には薬はいらないと思っている私ですが、稀にある有益な物はしっかり利用してこの動乱を乗り越えていきましょう。
今回は、このあたりで。
PS 文中に出てくる歯科医を記憶を頼りに探し出しました。
ブログとかやってらっしゃるみたいです。流石というかなんというか、コロナに勝つとかいうツボを紹介されてました。
気になる方はそちらもチェックしてみては如何でしょうか。
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