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苦手だった白い服を着たいと思うようになった

本当はやりたいと思っているのに、無意識に自分を制限して避けていることが多いなと気付いたのはここ数年の話。

たとえば水着。「スタイルが良くないから水着は着れない」と周りが言ってるし自分もそう思っていたけど、宿泊先のホテルに面白そうなプールがあることを知り、一度は躊躇したものの普通に服だし着ればよくない?と思い直して約10年ぶりに水着を着た。楽しかった。

こんなちまちまとした経験から、やりたいならやったらいいじゃんと思うようになり、これまでやりたかったけどやっていなかったことを少しずつ始めようとしている。

その一つが白い服を着ること。白は汚れが目立つから、食事をこぼしたり変色していくのが嫌でいつのまにか選択肢から消えて、手持ちはほとんど黒や濃い色になっていた。食べ物をこぼしてもほぼノーダメージでラクだから(正確には見えないだけで確実に汚れているけど)という我ながら怠惰な理由で呆れる。

カレーとかラーメンとか大好きだし


けれど最近受けたパーソナルカラー診断で、あなたはあまり黒が似合いませんね。ボトムスはいいけど顔の近くには持ってこないほうがいいですよと言われた。そしてその時たまたま着ていたクリーム色のトップスがとても似合っているとも。

黒が似合わないとかあるんだと軽く衝撃を受けると同時に、そういえば好きだからというよりラクだから着ている方が近いかもと気づく。そして食べ物をこぼすから、汚してしまうからという理由もよくよく考えるとだらしがなくて、いい大人なんだしそもそも食べ物をこぼさないで食べれるようになるべきなのでは?漂白くらい面倒くさがらずにやるべきでは?と思い(30代にしてレベルの低い気づき)、白い服を着ようと思い始めた。

そんな私に力をくれた言葉がいくつかある。

⚪︎今日は焼肉だから黒にした
焼肉を食べるために集った日に友人が発した言葉。べつに毎日白を着たいわけでもないし、TPOに合わせたらいいんだなと思った。

特に焼肉はばちばち跳ねるため予測不可能


⚪︎絶対こぼさない覚悟でここに来た!
さっきとは真逆で辛いラーメンを食べると決めていた日に白いワンピースで登場した友人が発した言葉。みんな白を着るために努力しているのかと知る。私には覚悟が足りなかったのだ。

そして彼女はやってのけた。私はこぼした


⚪︎白は気を遣うけど大丈夫
白い服をよく着ている先輩にコツを聞いた時返ってきた言葉。例えばメイクの前に着替えておかないと首周りが汚れるから注意、もし出先で汚れたらすぐに対処した方がいいなど細々とした対策を教えてもらった。失敗を怖がるのではなく失敗した時の対処法を知っておけば、もしかしたら怖くないのかもしれないと思った。

こうやって周りの人に勇気をもらいながら、じわじわと挑戦中。家に帰ってやだ!汚れてる!と落ち込む日もそこそこ多いけど、それでも白い服は顔色が明るく見えるし自分に合っている気がするから、もう少し頑張ってみる。





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