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賢さと優しさとオキシトシン
肌寒さの残る今朝はご近所の方の愛犬Sと朝ごはんを食べた。
厳密に言うと私はこのタイミングでは食べておらず、愛犬がほうばる時間を見守っていたと言う方が正しい。
今日のような過ごし方をするのは昨夜を含めると実質3回目。内2回は相方さんもいたので、1on1(ワンオンワン)ははじめて。あっという間に食べ終えた。満足げな表情だ。
飼い主さんからオーダーはもらっていなかったのだけれど、外に行きたがっていたので、行ってみることにした。
玄関前。案の定うまくリールがつけられない。スタートアンダッシュだ。どうにかつけて、いざ外へ。
過去2回の時のリアクションとは異なり、意気揚々とまちへ繰り出すこととなった。
リードしたのは愛犬S。私をしっかりと導いてくれたわけだ。
次の予定があり、そろそろ折り返したいと思ってSの歩みを止めると、あからさまに腰を据えて道にしゃがみ込む。優しい眼差しとしっかりとした重心。
折り返すのを諦めて3度ほど。お散歩に満足したのか、私の想いが通じたのか、お家の報告に歩き始めてくれた。
途中でSを知るご近所のお婆様と立ち話。
道中で、4度ほどsmallを、1度bigを。
bigをお家入口のダストボックスに入れてから抱き抱えて、お風呂場へ。足を軽く流して、拭いて。
賢さと優しさのあいだには、さまざまな感情や形容があるのだと感じた時間だった。
そして、伝わってるのか伝わってないのかわからないけれど、一緒に過ごしてくれたSに純粋に感謝した。
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