シルバ

断片消化

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断片消化

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断片消化-07-

断片消化-07-

    断片消化-04-

    ー001ー 東北地方の小さな集落で育つノイズの無いひゃっこい土からは異常な強さの芽が伸びる しかし、頑丈なわけではない こちらが知り得ている状態よりもむしろデリケートで 空気が食い違うだけで腐りの果てまで見えてしまう 遠く離れたこちらより生存に近く体感が多いだろうか 育ちの者ではなくても愛しいだろうか 本来の生き様を思わされるだろうか 本来の美とかを語るだろうか 深く疲れ感じれば腐りの果てはループだと気付ける場所だろうか あるいは こちら側では腐りの果て

    断片消化-04-

    断片消化-03-

    ー優しく嘲笑って欲しいー ふと、気付いたのだろうか 約束の時間はもうとっくに過ぎてしまっていた 長い間待ってしまう気持ちだった いつから待っていたのだろうか いつまで待っていられるのだろうか 洒落臭い奴だと思った 愛想笑いが張り付いてかたちが在るものか 壁の延長を追いかけて声で視線を探るような

    断片消化-03-

    理由は様々 完成できなかった朗読企画 断片

    朗読企画~海の墓~僕らの知らない南の島で...3体 <白シャツ> その土地に足を着けた時 異国の香りがした気がした ここは日本だ 確かに日本だ 知っている情報は多い 確かに日本から 日本人からどこか離れているが しっかりと隣接して優しく腰を下ろし 時に争い 時に無償で受け入れ包み込んでくれる <ライトチェンジ> この土地は青い 森さえも青い 人々の生活さえも

    理由は様々 完成できなかった朗読企画 断片

    それでも

    器の上に綺麗に盛られた料理は 常に特別熱い湯気が美味しそうで さほど空いてない体が急に泣いた。 もう、遠くへ行ってしまったあの人は せめて恋しく想っているだろうか その地で追い果て それどころじゃ無いだろうか。 つかの間、 大地に顔を向け思い出してくれたら良いのに。 時々、一緒に食卓を囲む夢まで見てしまう。 どのくらい遠いのだろうか、想像だけでは到底。 そう思うも、目の前の幸福を いとも簡単に消費してしまう。 罰が当たるだろうか この当たり前に

    それでも

    失くした春に

    流れ着いた己の身で歩んでいく もう少し先へと つま先で転がした砂利道のバラバラに巣立って また少し呼吸を急かす 君はどんな顔をしてくれる もう少し暖かくいられたら 時を跨いでこの春に 君の後ろ姿 笑い声も 未だに追いかける 裸足になっても気付かずに

    失くした春に

    大丈夫

    日中、汗ばんで遊ぶ小さな背中を忙しく追いかける目線は、そりゃあもう、愛おしいが溢れていた。 帰宅してベッドに真っ直ぐダイブしたら大激怒。 あの子はグスグス泣いてションボリしたまま入浴。 しっかりお風呂に入れたからとご褒美に隠しておいたカップのアイスクリームを分け合う。 眠る前の歯磨きと明日の予定を約束する。 こんなにも無防備な寝顔。

    伝わっているのかな?

    言い放った言葉や あなたに見せた表情 その時の声のトーンや姿勢や視線や熱量なんかが、伝えたいハズの私とは違うモノに変わってあなたにぶつかることが何度か有った。 あなたとは明日も会えるし、今日だってまだ一緒に居られるし、、、いつでも挽回できる。 でも、それは当たり前じゃないし、挽回はあなたにぶつけた違うモノを違く無いモノに変えることはできない。 そもそも、言葉に対して知識が大して無い。だから上手に選べないんじゃないかと言い訳したり。 大人になれば上手に使いこなせると思っていた

    伝わっているのかな?

    過去を綴る~04~

    傍から見たら若者が朝から公園のベンチで放心中なんて心配にもなりますね。あの頃は何も感じてなかったのですが良く、心配してか声をかけてくれる人が居て不思議に思ってました。他人様に心配をかけてた私、今の今まで気付けませんでした。ごめんなさい。そしてありがとうございました。でも、ぼーっとするのは少し気持ちいです。少しだけ優しい気持ちになったりする時が多い。その後の買い出しでもお豆腐とか煮付け豆とかなんとなーく優しい食材に手が伸びてる気がする、、、きっと必要な事だったのだと思ってこれか

    過去を綴る~04~

    過去を綴る~長編~03

    線路沿い4階建ての2階 角部屋で非常用の階段にアクセス可能な扉の有る部屋がひとり暮らし初めての場所でした。 ワンルーム ひとり暮らし インテリア、、、 特集ページを何度も見てあれこれ悩んで環境を整えたことが懐かしい。 まぁ、今でも新しい部屋へ引っ越すと見ますが、 0ベースからとゆうのは初めての時だけだったなーと。 駅近でスーパー、コ

    過去を綴る~長編~03

    過去を綴る~長編~02

    不自由な事は無いし対して辛いことも悲しいことも無かったし、、、 多少は有っても乗り越えることができるものでした。 本当に素敵な場所だと思っています。 それでも飛び出したのは中に居ると見えなくなると感じたのかな?と今では思います。それで片付けようとしてるだけかな?とも思います。自分のことなんですが、、、

    過去を綴る~長編~02

    過去を綴る~長編~(小出し)

    ひとり暮らし編01 20歳をすぎて県外就職を理由に実家を出て初めてのひとり暮らし。そろそろ7年が経ちます。 成し遂げたい事とか将来どうしたいとかは 正直言うと特に無く、それっぽく理由を見つけて僅かに湧いて出た感情になんとなーく色を付けて周りの皆と似たような色にして、なんとなーくなタイミングにただ飛び出してきました。思ってくれる人たちからしたら一種の裏切りだよなーごめんなさい。 あの場所はたまに帰る方が好きでいられます。 不自由な事は

    過去を綴る~長編~(小出し)