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断片消化-04-

ー001ー

東北地方の小さな集落で育つノイズの無いひゃっこい土からは異常な強さの芽が伸びる

しかし、頑丈なわけではない

こちらが知り得ている状態よりもむしろデリケートで

空気が食い違うだけで腐りの果てまで見えてしまう


遠く離れたこちらより生存に近く体感が多いだろうか

育ちの者ではなくても愛しいだろうか

本来の生き様を思わされるだろうか

本来の美とかを語るだろうか

深く疲れ感じれば腐りの果てはループだと気付ける場所だろうか

あるいは

こちら側では腐りの果ては上辺に浮かんだままの果て止まりだろうか