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「やさしくなりたい」

いつだったか、朝の全体朝礼でショートスピーチをしました。こんな内容を話しました。

前日ふと「優しい」という言葉の意味が気になりました。
普段、私たちは優しい人でありたいとか、老若男女問わず、優しい人が好みであるとか、例えば〇〇をやさしく安全に提供するとか言います。
では「優しい」「優しさ」の意味って何だろうと思いました。
もちろん優しさとか抽象的な言葉はたくさんあって言葉では説明できないものかも知れません。
承知のうえで広辞苑で調べてみました。
やはり、いくつかの意味が書かれていました。
そのなかの、ひとつの意外な説明に目が留まりました。
優しいとは「身も痩せるように感じる」とありました。
なぜ優しいの意味が「身も痩せるように感じる」なのか。
意味がよく理解できず、しばらく考えこんでしまいました。

後日、よみうり新聞に優しさについて次のようなことが書かれていました。
「本当に優しい人というのは身も痩せるような苦悩を過去にしているものである」
なるほどそうか!と合点しました。
言い換えれば辛い経験、体験をした人、している人は「やさしくなれる」と言うことです。
日常生活や仕事、人生においても苦しい、厭なことがたくさんあると思います。
けれどそのような辛さによって、優しさが少しでも増したと思えたのなら、ハッピーな気持ちになるのではないでしょうか。
優しい人間になりたいと思いました。
僕はやっぱり優しい人に魅力を感じます。

みなさんはいかがでしょうか。

※岩合光昭さんの写真を使わせて頂きました。
愛と優しさと厳しさの混ざったこの写真が大好きです。



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