往生際が悪い
どうにもこうにも気持ちが晴れない
とはいえ、頑張って生きていかなくちゃいけない
気持ちを紛らわすのに一番いいのが読書
というワケで
軽く楽しく笑えるようなのがいいな、と
浅田次郎さんを手に取ってみた
元デパートの受付嬢の美しい妻、
優秀な息子がいて
憧れのマイホームを手に入れているのに、
いやだからこそなのかな
椿山課長の人生は仕事一色
人生のすべてが売り上げを上げることで
人としての楽しみとか
家族との触れ合いとかがないままこの世を去ったのに
あの世へ行っても売り上げが心配で成仏できず
この世へと戻ってくる
往生際が悪い、悪すぎる
なんちゅうか、である
でもソコは浅田次郎さん
暗くも辛くもなく軽快なんだけど
やっぱす読後に
「ぬぬぬむむむ」
「こんな人生でよいのかね」って想いが残っちゃった
なんだかなぁと思ってたら
noteで読書感想文がおススメにあがってきた
あまりの面白さに一気読みしちゃった
ハナさんの毒舌もスゴイ
いわゆる『老人』になって美しくいようとすれば
まず一番に『気力』が必要だと思う
見た目を整えるためには
相当な気持ちのパワーが必要で
結果、心、気持ちもビシっとなるんだな
60歳目前のワタスは
今でさえきれいに身なりを整えるのに
「あー面倒くさいぞ」と思うことがある
ハナさんは同世代の楽な方へ楽な方へと流れる
老人たちをジジイババアと心の中で毒づき
自分は違うと今日も元気に颯爽と装う
80歳になってワタスはハナさんのように
前向きな気力を持ち続け行動できるのかな?
そんなことを思ったけど
いけばな大御所先生方も気力が満ちてる
ある大御所先生は今年90歳になるけれど
若いお弟子さんが
「先生、いったいそのワンピース
どこで買ったの?っていう
かわいいワンピース着こなしてお稽古に来るんですよ」
って言ってたな
昨年亡くなった大御所先生も
亡くなられる直前まで
きれいにお化粧してオシャレされてたな
想像して手を動かし
美しいものをつくることをしてる人って
弱る老け込むってないな、と実感してるんだった
ならばワタスも安心して歳を重ねられるな
……いやまてよ、
ワタスは根性最高に悪いから
ハナさんは心の中で毒づいてたけど
ワタスはお口から毒がでるな、、、
気を付けなくちゃだわ
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