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Bass composer and sound engineer🔊 run 85aci…

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Bass composer and sound engineer🔊 run 85acid. https://85acid.bandcamp.com/ https://www.85studio.net/

最近の記事

クラブサウンドのトランジェント処理

こんにちは、Nacoです。 2021年12月に始めたミックス&マスタリングサービス『85studio』ですが、お陰様で好評いただいております。本当にありがとうございます。気になる方はお気軽にお問い合わせください。 さて本題ですが、依頼いただくプロジェクトや自身のトラックメイクを通じて特に重要だなと感じるプロセスが「トランジェント処理」です。 利用ツールはトランジェントシェイパー(またはトランジェントデザイナー)と呼ばれるもので、有償無償問わず存在します。 トランジェン

    • 2021年 よく使ったプラグインエフェクト

      こんにちは、Nacoです。 今年も残すところあと僅か。2021年もたくさんのプラグインエフェクトのお世話になりました。発売時期を問わずいいものはやっぱりいい…というわけで、今年よく使ったプラグインをまとめました。(まぁ来年もほぼ同じなんだろうな…) 音質云々よりもストレスなく使えるプラグイン多めです。定番モノ多いですが、制作の参考になれば幸いです。他にもっといいの知ってるぜ!って人居たらお気軽にこそっとDMしてくれよな。尚、各種リンクにアフィリエイトは使用しておりません。

      • 立体テクノ ミックスダウン実務

        こんにちは、Nacoです。 クラブ系トラックをハウスとテクノに大雑把に大別するなら、テクノはハウスに比べてサウンドデザインに拘る傾向があります。その方針は得てして「立体的」であることが多く、また「立体的=音が良い」と認識されます。 例えばこちらのトラック。 Timedandeの名手Metristのトラックです。真横から音が鳴っている印象です。めちゃくちゃサイドに広げてゲインを稼いでいる…? 続いてこういうのも。 フランスのレフトフィールドレーベルParadoxe C

        • 非スタジオ環境での『0.1』の判断

          こんにちは、Nacoです。 教則本やエンジニアさんのインタビューを読んでいると「○○kHzを0.1dbブーストして…」などと書かれていることがあります。ただ、その違いを聞き取れる人はごく僅かだと思います。また、その能力は聴力とほぼ無関係です。 僕は制作からマスタリングまでITB(In The Boxの略でPC完結を指す)で完結しています。尚且スタジオは持っておらずマンション住まいなので大きな音は出せません。 そんな非スタジオ環境の『0.1』の判断について、個人的な見解を

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          最高音質 Luke Vibertを分析

          こんにちは、Nacoです。 国内外のアンダーグラウンドで絶大な支持を得ているクリエイター、Luke Vibert(ルークヴァイバート)を知っていますか?僕にとっては神様です。 彼の作品が素晴らしいことは勿論、毎回異常に音がいいんです。世界で最も高音質のクラブミュージックを作るアーティストと言って差し支えありません。大袈裟ではないですよ。 Luke Vibertの音楽的価値は言うまでもありませんので、今回は技術的な側面について、僕なりに分析してみたいと思います。(非エンジ

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          クラブミュージックの低音実務

          こんにちは、Nacoです。 「ベースどうやってんの?」というふわっとした質問をされることがよくあります。というわけで、僕が気をつけていることで思いつく内容をまとめてみようと思います。制作の一助になれば幸いです。 僕は自分のレーベルで自分の音楽をよくリリースしています。知的好奇心を揺さぶる脳みそが喜ぶタイプのベースミュージックを作ってます。 https://85acid.bandcamp.com/ ○前提条件○ ・クラブでの利用を前提としたサウンドクリエイター向け ・DA

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