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経済の始まり【読書録2】父が娘に語る経済の話。

おはようございます。本日も読書録を書いてまいります。
さわりの部分かつ個人的に印象に残ったところを抜粋します。

こちらの本についての内容です。

【経済の始まり】

経済のはじまりは「余剰」です。
農作物の生産を行い始めたことで生まれました。つまり農業です。
それまでの暮らしは、自給自足の日々で木の実や狩りを行いその日にとれたもので暮らしていたので余剰を生み出すことができず、狩りや採取のみ行っていました。

主人が労働者に、取れた作物の量に対して数字が刻まれた貝殻を渡した。
それをほかの人の作った作物と交換できる制度が始まった。(お金)
現代でいう仮想通貨の仕組みと同じ物が1万年以上前から存在していた。

この仕組みを壊させないように、信用として国家や宗教により決まりを破ることを悪と洗脳させることで経済、お金の価値が担保されるようになった。


また、ユーラシア大陸の文明が先に発達したのは農業が関係している。
オーストラリアや南アフリカは自然の恵みが多かったが、ユーラシア大陸は
狩りや採取のみでは生き残ることができず、農業という仕組みを設けた。
砂漠や熱帯雨林等がある気候変動が激しい南アフリカでは同じ物を生産する農業は難しく余剰を生み出せない環境だったので、ヨーロッパの文明に歯が立たず植民地にされた背景がある。

【マーケットを動かしているもの】

マーケットを動かしているものは、予言の力です。
一人一人の思った通りになるということです。
鹿狩りゲーム「不安に対する行動をとる」です。

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狩り人が5人いるとします。全員今日の食料を確保するために猟に出ます。
森には2種類の獲物がいます
・一人でも仕留められるが、その日の食料分しか確保できないウサギ
・5人で全員で協力すれば仕留められる、3日分の食料を確保できるシカ

結論、ウサギを狩ります。
誰か一人が裏切れば食料を確保できないという不安心理から、得をできるかもしれない状況でもシカを狩る人はいません。

経済も同じ。
「デフレ」
暗いニュースが流れる→お金を動かさなくなる→経済がより悪化する→以下繰り返し
「インフレ」
明るいニュース流れる→お金を動かす→経済が良くなる→以下繰り返し

人々の感情がそのまま経済に反映されます。
政府は国民に経済が良くなっていると思い込ますために様々な施策を打っている。今回の10万円給付などもその例の一つ。


歴史を知ることで、経済や国家、銀行、についても学ぶことができます。
さわりの部分しか書いていないのでぜひ本を読んでみてください。
お金や経済に関して詳しくかかれている1冊になります。

以上です。本日も読んで下さりありがとうございました!!!





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