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柔道からの言葉 5「柔道は受け身から」

皆さんが思う柔道のイメージってどんなものだろう
うちの地域では相当野蛮なイメージで、
「悪いことすると柔道場つれてくよ」
て言われるぐらいイメージはわるい。
そりゃそうだ。
取っ組みあいしてて、相手を投げたりしてるんだから。

昨今はケガや事故、事件等も多くあり、柔道に対する評判は最悪だと思う。
本当は、柔術という戦場の武術をどうにか、長く健康的にできないか?
と考えて作られたのが、柔道であるはず。
勝敗をつくり、どうしたら勝ちなのかを明確にした。

どうしたら勝ちなのか?

投げたら勝ち
ではない。
相手にキレイに受け身を取らせたら勝ち
それが、柔道のルール一本勝ちになる。
強い人はみんな
一本勝ちにこだわり、どうしたら一本とれるかを研究する
技をよーく見るとわかる
袖を持つ手が 引きて
襟を持つのが 釣りて
投げるほうを 取といい
投げられるほうを 受けという。
取りは引き手を引き続け
釣りてから受け身
受けは取りに身を任せ引き手から受け身になる。
受け、取り、どちらも受け身をする形になる。
相手にケガをさせず、心をくじく
完成されたもの。

本当はそうなんだ

でも、その根本を忘れて、どうしても勝ち負けだけにこだわってしまう。
勝負事だから、勝ちに行くのは当たり前だけど
勝ちにこだわって根本を忘れてはいけない
柔道は受身から
負ける練習からはじまる
投げられることができない人間が人様を投げることはできない。



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