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【29】9/26~9/30 あれから一年~夏の終わり~ 

9/26(197日目)YouTubeでの宣伝とコメントの手軽さと怖さ

朝太陽と共に目覚めて、カーテンと窓を開けて外の空気を吸い込む。
ひんやりとしていて、何とも気持ちがよい。
日中お日様が昇り切ると、それなりに暑くなるけど、それでも空気は澄んでいて淀みがない。
スズメバチとの戦いは相変わらず。
キイロスズメバチの数は目に見えて減ってきている気がするけど、オオスズメバチの凶暴さに磨きがかかってきている。
ネズミ捕りシートで捕獲して、仲間をおびき寄せてもらう。
確かに残酷だが、こちらも「かわいそう」だからと指を咥えて見ているだけではミツバチ達が全滅してしまう。

ブログに動画を張るためだけに、YouTubeに動画をアップしている。
なので、YouTubeの視聴者数について特段意識していなかったが、コメントが付いたという通知が来たので見てみると、ショート動画の視聴回数が1万を超えていた。
登録者数20人程度の零細YouTubeに今までコメントなど何も言われなかったのに、突然「かわいそう」というご意見をいただいた。

自然の生き物を家畜として飼育して、集めてきた蜂蜜を頂戴している。
セイヨウミツバチ達を生かすために、スズメバチを退治したり、ダニを退治したりする。
過去の私は店頭に並んでいる蜂蜜(蜂蜜だけじゃなくて、肉や魚や野菜やそういう全てだけど)がどういう風に作られているかも詳しく知らなかった。
勿論今でも全部わかっているわけではなくて、毎日学んでいる最中なんだけど、知らなかったことを学んで実践していくことで、残酷な側面もあることが分かったし、それでも生きていくために、自分以外の生き物の命を頂戴して生きていることから目を背けてはいけないと強く思うようになった。

ネットやSNSの世界の怖さって、日常生活の中では、喫茶店で隣の席の人が話していることに対して、突然自己紹介もせずに一方的に話の内容について意見を言ったりしないのに、それができちゃうことだと思う。
反面、日常生活の中では聞けない意見を聞くことができる場所でもある。

もっとたくさんの人に私の蜂蜜を知ってもらいたい。
一方的な宣伝というよりも、私自身の日常ややっていることを知ってもらって、一緒に楽しんでもらえるような伝え方ができたらいいなと思っている。
耳障りの良い事ばかり言われるわけではないだろうけど、それも含めてぶれない軸を持っていきたい。

9/27(198日目)来年に向けての農作業

農業をやっている先輩方に、今植えているものとかやっている作業を聞くと、おおよそ冬野菜の支度をしているようである。
私は…というと、今年は大根や白菜などの冬野菜は諦めて、来年に向けて畑の整理をしていくことにした。

とにかくミツバチファーストなので、自分が育ててみたい野菜などは、ミツバチのことがきちんとできることが前提。
なので、来年ミツバチの巣箱を置きたい場所を作るために、散らかっている花の苗や伸び放題の草を整理していく。

ビフォーアフター

去年移住して、「素敵な花畑をつくるのよ~♪」などとほざいて、てんこ盛りの畝を作ってしまったせいで、草刈り機で草を刈り取るときに、畝に引っかかってやりにくい。
夏の草の成長は、到底私の足腰では戦いきれるわけもなく、いわゆる猫じゃらしが、ふわふわとじゃらしまくる始末。
とにもかくにも、ブインブインと何とか刈り取った草を掃除して、花の苗をきれいに整えていく。
理想のお花畑には程遠いけど、春に植えた苗はそれなりに成長しているし、枯れた枝を切り落とせば気持ちよさげに揺れて、私自身が励まされる。

来年の春咲かせる花の種を撒いた。
地元でお世話になっている方が、花の種を分けてくれた。
「置いておくね~」って感じで、そっと見守ってくれている感じが嬉しい。
移住前、人間関係について、監視されたり文句を言われたりすることも多いという話を聞いたりしていて、少し気構えていたところもあるんだけど、ありがたいことに、私の周りには気が滅入るようなことを言う人はほとんどいないし、さらっと暖かい。

9/28(199日目)栗の渋皮煮

どこかに栗落ちてないかな~と、密かに探していた。
蓬や落ち葉は、勝手にひろっても文句言われないだろうけど、栗や柿は誰かが育てているものと、勝手に自生しているものの区別がつきにくいし、人の土地に入るのもマズい。
第二養蜂場の地主さんのところの栗の木は、拾ってもいいよ~と言ってもらえて喜び勇んで山に行ったら、猿と猪に先を越されていた。

そんなタイミングで、私の心の声が聞こえたかのように「栗あるけど、いる?」というありがたいお声がけをいただき、喜び勇んでスキップしながら受け取りに行った。
早速渋皮煮づくり。
何年か前に作った時の反省を生かして。
栗の鬼皮むきで、手の指が痛くなったけど、そういう作業は大好物。
重曹で煮た後に何度も煮こぼしてあく抜きして。

オニカワ剥いた
アク抜き中

我ながら上出来。
かなり甘さ控えめで、たまたま来てくれた養蜂家の先輩には、あまり評判が良くなかったかも汗
ハチミツぶっかけちゃおっかな…。

夜。
夏の終わりに線香花火を。
楽しいときの写真を撮り忘れる…。

9/29(200日目)祝200日

初めてのミツバチをお迎えしてから、200日。
あっという間…。
200日分、自分の身になっているのかはわからないけど。
飽きることなく、毎日が過ぎていったことは確か。

冬の仕事の準備として、巣箱のキットを購入してみた。
そもそも、材料を板から切り出すことが一番の難関ではあるけども、完成品を買うよりも少し安いし、今後のことも考えてまずはここから。
それにしても、本当にゼロから始めているので、金づちやら釘やらタッカーやら、なんやらかんやらで、完成品の方が安くついたかも…。
なんにせよ、少しずつ必要なものをそろえていくしかない。
お金に羽が生えているみたいだ。

キット
道具は自分で買う

先輩に「ここまでやってきたら、もう後に引けないな(笑)」
って言われたけど、これは誉め言葉として受け取った。
後に引けなくなるところまではやれたんだと。

9/30(201日目)昼寝しているときに限って…

作業場に、ちょこちょこ人が来てくれるようになって、嬉しい。

ヨモギ干してる効果もあるな

がしかし、なぜかいつも昼寝をしているときに限って…。
午前中早い時間に作業を始めて、お昼を食べた後、ゴロっと横になったりしているんだけど、いつも寝ているわけじゃないんですよ~(心の声)
サラリーマン時代の感覚の名残で、さぼっているところを見られたくない的な感覚がある。
誰かに見られることを前提とした仕事の仕方だったんだろうな。
何をするかじゃなくて、どうみられるかばかり気にしていたんだろうな。
「やっているふり」とまでは言わないけど「やってそう」には見せていたかもしれないな。
今の自分の仕事は、やらなくて困るのは自分。
人の目を気にして「やっているふり」をしてみせても、結果何もしていなければ何も残らない。
友人に「何もする気にならなくて、会社にもいかなくていいってなると、さぼっちゃったりしないの?」と聞かれた。
答えは「さぼります」。
勿論、何もする気にならなかったり身体が動かない日もあるさ。
形だけ出社して「やっているふり」をする必要がなくなっただけで、ちゃんと(?)さっぼてますわ。

それでも、やったことだけが、全て。
結果として失敗しても形に残らなくても、経験は自分の中に蓄積していく。
夏の暑い日にさぼった畑のツケは、ちゃんと回ってきてますぜ…。

巣箱
初めてにしては上出来

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