月を見ながら<詩>

きっと今頃 あの人も 
この月を見て 悩んでる
わたしがそうであるように
窓から見える この月に
溜息ひとつ またもつく

どうして言えない あの言葉
ずっと同じよ ねぇわたし
どうして言わない あの人も
思い浮かべて 責め立てる

わたしが言うのを 待っている
だっていうのは 男でしょ
いやいやそんなの 関係ない
真面目な声が 聞こえてる

いつまで仲良し 続ける気?
そうじゃないのね お互いに
傷つくことが 怖いから
断られたら どうしよう
思うだけでも 怖いから

どうすりゃいいの お月様
答えをわたしに あの人に
ずっとずっとと 思ってる
あの人だって 思うはず

<了>


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