眉毛話

人の目鼻をどうこう言うのは失礼だけど、有名人。
世界的に著名であればあるほど、アレコレ言われる。第一印象だ。

「この人、眉毛がないんだ」
キュリー夫人に、まずは思った。小学生の時の、衝撃である。
ポプラ社「子どものための伝記全集」<5>を手にした同時だ。
おまけに、奥眼。優しそうであったが、一寸怖くもあった。余り大きくなかったのがせめてもの救い(?)だ。
「眉毛がなく、大きな奥眼」であったら、怖かろう。
数年後(あるんだ、眉毛)
肌の色と眉毛の色が余りにも近いので、そう見えるだけなのを知った時、ほっとしましたな。

同じ印象を持ったのに、モナリザ。
キュリー夫人との共通点は、眉毛がない、奥眼。
が。モナリザは、元々ないと言うより、剃っているんじゃないか?
(不良だったの?モナリザって。不良が好みだったなんて、変わっているなァ、ダビンチって)
なぁ~んて思いつつ、「ヤンキーモナリザ」「不良のモナ」などと悪態をついていた。

いやはや骨格。人種的な骨格である。

<了>


#創作大賞2023

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