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【看護学生】保健師の就活のコツ(行政ver.)

男子看護学生の鳩ぽっぽです。
リクエスト頂いたテーマ「保健師の就活のコツ」について書いていこうと思います。今回は行政保健師バージョンを書いていきます。
保健師の就活は看護師と比べ、探し方や難易度が異なります。
「でも、保健師の就活について全然知らないし…」
そんな方は今回のコツを見て、参考にしてください!

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結論
・都道府県か市町村か、どちらに行きたいかを明確にする
・行きたい都道府県、市町村の求人情報をチェックする
・試験内容をきちんと確認して、スケジュールを組む

行政保健師の現状

保健師の中でも行政保健師は最も多く、保健師になるというと行政を目指すという人が大半です。
しかし、行政保健師の中には3種類あり、市町村(保健センター)、都道府県(保健所)、政令市及び特別区(保健所)と分かれています。
各々が行うことは異なっており、特徴があります。

市町村(保健センター)
地域住民に最も近い、直接的に関わりをもつ。母子、成人、高齢者などの領域がメイン。今後も役割が拡大していく可能性が高い。
数が多いため、最もなりやすい。新卒でOK。だが、業務は狭い領域のため、幅広い業務はできない。
都道府県(保健所)
より広域的で専門性の高い分野のことを行う。精神保健、感染症、難病、障害者が領域。業務として人口統計や市町村保健師への援助、災害時の健康危機管理などがあり、疫学統計の知識や保健師の知識、健康危機管理の知識がより求められる。
現在、保健師が20代と50代で二極化しており、新卒でも大きな仕事ができる可能性がある。異動はかなり広域で辺境の可能性あり。
政令市及び特別区(保健所)
市町村と都道府県の両方の機能を兼ね備える。業務も両方担うため、幅広い対象に対して実施していくことになる。
地域の広域的な活動と住民への直接的なサービスの両方をやりたいという人にはオススメ。異動もその地区内で済むため、その地域で住みながら広域業務を行うにはうってつけ。

※地域保健法が制定され、保健所を一体化する自治体が多くなり、新卒募集をしなかった時期がある。それが現在の30代〜40代であるため、二極化が生じている。

以上が主な業務や特徴です。具体的な業務を挙げていけば違いがより明白ですが、長くなるので次の機会にします。
また、現在、公務員は育休制度を積極的に推し進めており、3年間育休を取るのも珍しくありません。よって、子どもを産む前にしっかり保健師としての知識や経験を身につけてもらいたい→新卒が欲しい、という状況になっています。

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都道府県か市町村か、明確にする

保健師の就活でまず行うべきは、市町村か都道府県か選ぶことです。
前述した業務の違いから、自分が保健師としてどう活躍したいのかを考えて、マッチングする必要があります。
人口統計や感染症対策など広域的な業務をしたいのか
母子訪問や介護予防など住民への直接的なサービスをしたいのか
どちらもやりたいのか
まずはここを明確にしましょう。

行きたい都道府県、市町村の求人情報をチェック

それが決まったら、次はどこの自治体で働きたいかです。
地元がいいのか、それとも都市圏がいいのか
この希望に沿って、求人情報を調べましょう
求人情報は基本的に各自治体が募集要項を毎年更新しており、募集人員の多さや給料、福利厚生、試験のスケジュールなどの情報を得ることができます。これらから自身の就活年のスケジュールをあらかじめ組んでいきます。
都道府県や市町村によってこれらの情報は全く異なります
そのため、いくつか求人情報をチェックし、比較することで、自分が希望する地域の就活における特色を確認する必要があります。
ちなみに、年齢制限があるところが大半ですが、現在少しずつ緩和の方向に進んでいます。特に都道府県は二極化が進んでいるため、少しでも間を埋める意味で撤廃したところもあります。これもチェックしていきましょう。

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試験内容を確認し、スケジュールを組む

都道府県、市町村ごとで全く異なる内容の最たるものとして、試験内容があります。
就活に直接関係するこの項目では、試験の範囲や適性試験の有無、面接の回数などがかなり異なります。
都道府県、地方上級など保健所機能を有するところの試験は範囲が広く、面接回数も多い傾向にあります。
逆にそれ以外の市町村であれば、試験範囲が狭く、面接回数も少ないことが多いです。
また、試験の日程は、都道府県、政令市など大きなところはほとんど一緒のことが多く、市町村は独自で行っていることが多いです。
そのため、都道府県、政令市などは同時受験が難しいですが、市町村は同時受験可能な場合が多いです。
これらのことを踏まえて、スケジュールを立てていってください。
基本的なスケジュールとしては、まず都道府県、政令市の日程を入れ、それ以外の日程でその他市町村を組む、というのがセオリーです。

いつから対策始めればいいの?

以上が就活におけるコツですが、保健師になろうと思った時から始めた方がいいです。
これらはあくまでも就活における前段階であり、実際は試験勉強や面接対策が重要です。
ここに時間を注力するために、これらのことは早めにやっておくべきです。

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まとめ

今回は保健師の就活のコツとして行政保健師について書きました。
初めてのリクエストだったため、少々力が入り、余分なことまで情報があるかもしれませんが、お許しくださいm(__)m
次回は産業保健師の就活について書いていきます。
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