母の使ってるミシンが30万だった話。

おはようございます。

道具にこだわることで、作業が効率よくなることはもちろんのこと、長く使い愛着が生まれる、一緒に年をとる、そして物語が生まれる。

というのは大げさやけどw、そんなことをほのぼの感じた話。


昨日は実家で母とお昼ご飯。メニューはご飯、味噌汁、くぎ煮といったシンプルなもの。

「くぎ煮」って通じるのかな?

いかなご。関西では近所の人が家で炊くので毎年、これは〇〇さんから、これは▲▲さんからって作者が違うくぎ煮が並ぶ。〇〇さんのうめぇわ~!やるね~!とか言い合う。

今年はいかなごが超高くなってるらしくて、たぶん近所にあげる分も買ったら数万いくかも?なので今年くぎ煮を作れる家は裕福w

うちの実家は今年ナシ!w そして近所で、僕的に一番おいしいと思ってる人もナシw 残念。


で、妻が「破れたカーディガンがあって、直せる?」って話になって

母は手芸学校卒で、同じ色の糸さえ買ってきたらすぐ直せるよとかそんな回答。


最近僕、ミシンを調べたことがあって、なんでかというと、帆布のカバンを趣味で作りたいなぁと、なぜか思ってしまって、そうすると帆布は布が厚いから普通のミシンだと針が通らないらしく、それでミシンのメーカーや種類とか調べて、するとミシンには「家庭用」「職業用」があるみたいで、おぉ職業用カッコええやん! とか 知識ばっかり増えた。けど、飽き性の僕のことなのでブームは数日で去り、結局買わず。

で、昨日。母に、そのミシンって家庭用?いくらで買ったん?とかさらっと聞いてみた。


母「値段きく?」(にやにや)

関西人が、質問を質問で返すときは相当の自信がある時。ただそれはめっちゃ安いということが多い。

例)その服いくらしたん? いくらやと思う? 1000円? 200円


それで、答えを聞くと、タイトルにもしましたが、安いパターンではなく、ガチのほうで、30万とのことだったw

頭金をいくらか父が出し、あとはローンで母がパート代から毎月5000円ずつ払ったとのこと。すげ~

蛇の目のミシンで、25年つかってるけど故障は一度もないって。


いや~手芸がうまいのはわかってたけど道具もそのレベル使ってたとは驚いたw


ミシンだけじゃなくて、はさみもすごいと思う。

昔、カーペットを捨てる時、切断しないとサイズ的にアウトで、普通のはさみやカッターナイフ使ってもなかなか切れへんから、母不在中で、勝手に洋裁用の断ち切りばさみ(僕的には普通のはさみのちょっと大きいやつやろ~、と思ってた、ごめん)で切ってみたら、スッパーン!とザックザクきれた、

そのあと母に 切ったで~ って言うと、 ん?何使って切った? え?そのはさみやけど・・。 激怒!

ってこともあった。


僕なら何かあるかな。高校時代から使ってる皮のベルトがあって、高校時代のウエストの位置(穴の跡)が残ってる。それを目指してダイエット中、って話くらい?w しょぼいね~


ミニマリストブームで、道具?スマホ1台っしょ。ってのも時代的にありですが、一方、人間と道具が生み出す物語って面白いな~という話でした。

ではまた~!