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よく話したなあ、私と。 そして、よくがんばったね私たち。

いよいよ2020年もあと1日。
大事な家族のような友人たちと少しずつ話し、今年を一緒に振り返って1年を終わる準備も整ってきました。(大掃除はあしただけど)

この1年は、新しい出会いの機会が減った分、大事な友人と少し声をかけあったり、普段は会えないけど特別な存在の人たちとささやかな言葉を贈り合ったり、「今、すでにある」ものの大切さをかみしめるような1年でもあったように思います。

誰の顔を、一番見た?

家族、小学校からの友人、10代を共にした友人、血のつながりがなくとも家族のように信頼したり(よい)距離ができたりしている人たち、仕事仲間、関わる人たちがみんな概ね元気に、この年末を迎えられることがとても幸せ。その途中には、悲しいお別れもあったけれど、きっと遠くから私たちを温かく見守ってくれていると思う。

自粛期間には、オンラインで時間をとってゆっくりと友人らと夜を過ごしたりしたことを思い出したりしながら、私は本当に素晴らしい出会いと人に囲まれていることを実感する年末。
でも、ふと思ったのです。今年、私は誰の顔を一番見ただろう?
誰に一番、声をかけた?

オンライン会議やオンライン飲み会。そう、おそらく私はこの1年誰よりも多く「自分」の顔をよく見ていたような気がするのです。

私はオンラインでつなぐとき、なぜかつい自分の顔を見てしまいます(きっと私だけではないはず)。自分がどんな表情で誰と何をしゃべったのか、こんなにも目の当たりにした1年は初めてだったんじゃないでしょうか。

人と話しながら、私と話していた。

これが、どういう影響をもたらしたのか、そんなことはまだわかりません。でも、オンラインで「人と話している」ようで「自分」とよく話した1年だったようにも思うのです。

自分の表情は?今日はどんな顔をしている?
今、している話は自分にどんな影響をもたらしているだろう?

そんなことを、日々日々自分を観察しながら、人と話をしていた1年でした。(話を聴いていないわけではない)。他人から見える自分と、自分から見える自分が、こんなに近寄った1年はなかったかもしれません。

オンラインは「時間」と「空間」を切り取るから、その限られた「時間」「空間」の中で伝わらないこともたくさんあったし、もっとできたように思うこともある。

でもこんなにも時間をかけて「自分のことを見てあげる」ことのできた1年は、私にとってはとてもプラスでした。

少しの体調の変化や、家という小さな空間で自分を心地よくする術。そんなことを日々「私」とたくさん話しながら進んできた1年。
まだまだたどり着きたい場所には遠いし、この状況下でできないことにジレンマも感じるけれど、自分の中で起こる気持ちや感情の変化を、大事にしてあげることができたのは、とても重要なことだったように思っています。

2020年、私にちゃんとありがとうを

LUMINEの広告にもあった「ほめよう。わたしたちを。」

なんか今年はちょっとこんな気分。

年末に話した友人たちとも「今年、本当によくがんばったね」と言い合えて、そう言い合える仲間がいること、いてもらえる自分であること、いろんな変化にすこし心が弱ったこともありながらも、今日ちゃんと笑っている自分。そんな自分に、今日と明日くらいは思いっきりちゃんと「ありがとう」を言おうと思います。

よく話したなあ、私と。
そして、よく頑張ったね私たち。

さああと1日。よい2020年の終わりになりますように!

おやすみなさい。


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