〜断片の連なり⑧〜
今回は美術、映画、本の紹介ではなく、最近感じたことをぼやきたいと思う。
コロナ禍によって、急激な生活の変化に強いられ、在り方がいきなり変わった。
そして、一部のものは順応し始めている。
出勤日が減り、在宅勤務に代わり、ワークスタイルもかなり変わり、外出も出来ないので、友人達とも会えず、ライフスタイルがまるで変わった。
休日は美術館が行けないので、読書の比重が高まった。
家にばかりいるとリフレッシュ出来ないので、植物の存在も欠かせない。花は切らさないようにしている。
気持ちが上がらないせいか、映画は観る気がしない。音楽はいつになく重要だが。
リモートには抵抗はなかったが、何処から何処まで働くか…線引き難しい。
成果が出なければ、かえって仕事が増えすぎてキツくなるということも考えられる。人によって勤務時間に、大幅な差がでるだろう。
私はデザインの仕事をしているのだが、マーケットが大きく変わる。
ライフスタイルが変わるので、それに伴い
対応する企画を考察していく。
かなり前から企画していくが、このままコロナ禍が終息しなければ、外出する際のアイテムは減る。
家で仕事となると、テレワークやオンラインでコミュニケーションする目的に向けて、上半身中心に素敵なアイテムを考えなければならないし、かと言って、やはり家にいるので、下半身はリラックスしたものが中心だろう。
それでなくても冷え込んでいるマーケットに向けて、何を働きかけるか…。
他の職種にしたって、殆どネット商売中心で、店での商売が成り立たない。
このままの状況が長引けば、うまく流動させるために考えるべき事が次々と出てくる。
今回のコロナ禍が終息しても、またいつパンデミックが起こるか予想できない。
政府は毎回鈍臭い対応ばかりで、あてにならない。
ワーク・ライフ・バランスの意識を個人がしっかりと考えめぐらすときだ。
何が変わって、何が変わらないのか。
何が必要で、何が要らないか。
何が楽しみで、何が生きがいか。
外出しないということは、コミュニケーションの欠如となる。それこそSNSの影響で退化したコミュニケーション障害に、更に拍車がかかるということ。
それでなくても承認欲求が強くて、常に満たされない現代人は、今まさに、
孤独と向き合うとき。
家族と向き合うとき、
ではなかろうか。
ひとりでいると、当然ながら自分の安全ばかりに目がいき考えてしまう。人を思う気持ちをつい忘れがち。
この事態に抗うことは出来ないが、意識を持って、自分の殻に閉じこまらず、他の生活者に対しての想像力を働かし"思いやり"をキープしたい。