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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ28日目:一旦ナポリに戻って、フェリーでシチリア島へ

2018年1/28マテーラ→ナポリ→シチリア島へ

1月もあと3日で終わりか…。目覚ましかけたハズが止まってた…。7:30amなら許容範囲だな。身支度終えて、マテーラの町の一番深い所へ。今日も晴れてる。朝食前の散歩。歩いた先に教会があったからお邪魔して、ここまで順調に旅ができてる事、力を貸してくれた全てのみなさんへの感謝の祈りを捧げた。

宿に戻って朝食。ここも洞窟を活かした造り。階段降りた空間の席にした。上は混んでたし。おいしそうに見えたパニーニ?しょっぱい…。甘い系は激甘。砂糖じゃりじゃりのトッピング。そこを剥がして食べた。今日も昼代浮かせる為に食いだめ。と、最後にトングで取ったパンはヤケに重く、アップルパイ?と思ったら、中は甘系激マズクリームが!パンを割って、中のクリームを根こそぎナイフで剥がして、カプチーノで流し込んだ。ふぅ。逆にプレーンヨーグルトの酸っぱいこと!パッションフルーツ味ヨーグルトの甘いこと!!朝から味覚が疲れたね…。

10時にチェックアウト(MAX滞在可能時間11時まで)、洞窟教会とバス乗り場への行き方を教えてもらった。マテーラの深い所に行くのにエレベーターあると聞いて、どうなってるのか見てみたくて、3、4、5階のボタン…。0、1、2階は…?

教えてもらった道順で進むと、昔の洞窟での生活がわかる資料館があった。2ユーロで中へ。客は自分のみ。日本語音声解説を流してくれた。かつては石細工がここには住んでたという、生活風景の再現資料館。洞窟内は排水設備がないから、トイレは部屋の隅で陶器製の物を置いて用を足したとの事だが、出したモノはどうするのかまでの説明は流れなかった。水道もないから、水溜めに雨を溜めて使ってたと。家畜もこの洞窟内で一緒に住んでたって、スゴイよね…。洞窟内には、便器としての陶器が隅っこにあったり、家畜の臭いとか、ニオイヤバそう。風呂はもちろん無いし。お湯で湿らせたタオルで拭いてたのかな…。家畜を外で飼うスペースがなかったのか?それとも家畜は財産だったから家の中で飼ってたのか??移動に使うロバ、貴重なタンパク質源の豚と鶏…。開口部は出入口のみで、窓はない。こういう生活環境は不衛生との事で1950年代にサッシ居住禁止令が出された。という解説だった。

道なりに進むと大聖堂の裏側というか、昨日の地下ツアーで説明してたもう一つの谷側に出られるんだ!また違ったマテーラの風景。美しい。谷に川が流れてる。トレッキングしてる人がいた。今日はあちら側には時間の都合上行けない。岩窟教会の外観はゴツゴツした岩。中に入るとフレスコ画が描かれてた。

時間が来たから荷物をピックアップして、教えてもらったバス乗り場に着いて、窓口のお姉さんに尋ねると、今から乗るバスはここからじゃ乗れないとの事。なんだと?昨日あんだけ調べたのに。歩くと遠いからと、タクシー呼んでくれた。クレジットカード使えると謳ってたタクシーのクセに、10ユーロには3ユーロの手数料追加するとホザきだした。フザケンナ💢何この国。今まで旅して来たここまでクレジットカード使いづらい国あったか?手持ちの現金がまた減ってく…。

乗ったバス、バーリまで自分のみの貸切り状態。行きと違ってwifi繋がらないし。それでもなんだかんだ言って、予定時刻よりも早くナポリに着いた。

駅のインフォメーションでフェリー乗り場行きのバス停を再確認。3日前に写メったこのバス停で良いのか聞いたら、そうだとの事。最後の1ユーロ生ハム!と思ったら、日曜はスーパー休み…。って事は、宿の近くのスーパーも閉まってるのか?さすがに朝食食いだめしたものの、17時には空腹になり、ケバブ屋に入った。昨日ケバブ食べるか迷ったが食べなくて良かった。しかしながら、今手持ちのコイン3.4ユーロ。惜しい。「あと10セントないんだ…」と手持ちの小銭を全部渡したら、どれにするか聞かれて、パニーニのをお願いした。優しいアジア…。ホントありがとう。ボンビーな旅人でスミマセン。で、出てきたパニーニ、こりゃまたデカイ…。自分のげんこつ4個分?半分食べて、あとは持ち帰りにして、スーパーに駆け込んだ。

明日の朝食フルーツ確保せねば。掃除始まってるし。ヤバイヤバイ閉店5分前。急いでみかん、リンゴ、バナナ買って宿へ。荷物を2日間置かせてくれて、ありがとう。アルベロベッロもマテーラも階段の町だったから、キャリーは無理だった。本当に心から感謝します。今日担当のreception のおじさんに「みなさんでサンキュースイーツ分けてください」と渡した。そして、フェリー乗り場行きのバス乗り場をおじさんにも聞いたら、「そこからはもう乗れない」と。ポンペイ行きの私鉄の駅前のバス停との事だった。インド系の宿泊者のおばさんが一緒に行きましょう云々言ってたが、自分のバス停と違うし。このreception のおじさん、アルプスの少女ハイジのおんじに似てるよね…。この宿に滞在できたことで、ナポリは良い思い出の地になった。本当に名残惜しい。

おんじの情報の方がインフォメーションよりも正しく、去る最後の最後まで本当に有難かった。バス乗り場は駅寄りなのか、道渡った方なのかをカフェの兄ちゃんに尋ねたら、「道渡った方だよ。バスの中はスリが多いから気をつけて!バスはもう少しで来るとの電光掲示板。が、到着時間がどんどん伸びていくのはナゼ?15分位待って、来た。151番バス。

運ちゃんにおんじに言われた所を伝え、しばらくした所で「ここだよ」と降りた。が、どの船?港のカフェのおじさんに聞いたら、「あの船に向かって歩きなさい」って、マジか!けっこうな数の船が停泊してますけど…。フェリーのサイトは乗り場詳しく書いてねーし。バスで来る場合はここで降りろとかなかったし。結局、地図に載ってる船着場ではなく、15分位キャリー引きながら歩いた。やっと乗り場わかったら、チケット引き換えろ。と更に奥まで歩かされ。汗だくもイイとこ。フザケンナ💢夜行列車を選ばなかった自分を悔いたね。

で、やっとの事でフェリーに乗り込む。安い座席には誰もいなかった。ってことは、みなさん個室なワケね?エスカレーターで2階分上がったところにあるreception でチェックイン。鍵をもらって部屋へ。ここにたどり着くまでの運動で暑いし、荷物重いし。早く解放されたい!と入った部屋。窓ナシだけど十分。折りたたみベッドが壁に2つ付いてる。定員、MAX4人。トイレとシャワー付き。

早速足洗って、ビーサンに履き替えて、出港前の船内を見て回る事にした。まずは甲板へ。船首部では船員達が出港準備してた。食堂の脇を通るとシェフが肉を切ってた。業務用のパスタの袋、デカイ…。救助用のボート見て、今日くらいの気温ならタイタニック状態になっても死なないな…。と思ったり。レストラン入口側に来て、メニュー確認。高いね…。船内図面を写メったり。そうこうしてると、車乗り入れ用の分厚い鉄板が港から引き揚げられ、船側に格納された。

そろそろ出港か?部屋に戻って残り半分のケバブを食べて少しでも荷物軽くなる様に、今まで訪ねて来た各地のパンフと地図を整理してパッキングし直した。熱いシャワーを有難く浴びて就寝。


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