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ひとり旅日記北欧周辺へ54日目:空が青すぎるコインブラで学食体験→この旅最終宿泊地リスボンへ。

2017年2/21ポルト→コインブラ→リスボン。

鉄道駅まで徒歩かメトロと思ってたけど、昨日夜の矯正器具事件の合間に朝早く駅に行くんだけど…と話したらタクシーを予約してくれた。体力温存の為にそうした方が賢いな。7:50amにタクシーが来て、昨日と同じサンベント駅へ。昨日も乗ったギマランイス行きの電車に乗って、隣のカンパーニャ駅で乗換え。電車に乗り込んだら、自転車と一緒に乗り込んで来たおじさんと目が合って、挨拶。この電車確か昨日カンパーニャ停まったよな…。でも念の為と思って路線図確認してたらそのおじさんが、「カンパーニャは次だよ」とウインクしながら笑顔で教えてくれた。電車は定刻より5分遅れで発車。乗換え時間に余裕はあるけど、予定外の事は朝からあんま起きて欲しくないよね…。やっと発車して安心した瞬間もまたおじさんと目が合い、同じく笑顔でウインクされた。今日も朝陽が眩しい。ポルトの橋を見るのも今日が最後だな。カンパーニャ近くになって、おじさんが自分の方に停めてた自転車を反対側に移動してくれて、「オブリガード!」降りる時にもオブリガードと伝えたら、最後もウインクと笑顔で見送ってくれた。こんなにウインクするおじさん、日本にいないよな…。さわやかな笑顔のおじさんだった。乗換えするのにちゃんとエスカレーターあって良かった。

8:52発の快速に乗換え。何号車って表示が分かりづらく、テキトーに乗ったら車両一両分移動。狭い通路の中、スンマセン…。葡の快速はバスより揺れる(苦笑)。胃が上下左右とかなり揺れてるのがよく分かるくらい。乗り物に弱い人だったら、マヂキツイんぢゃん?と思う程の揺れだった。10時前にコインブラB駅に着き、ローカル線に乗換え。この駅みたいに階段じゃなくて、線路渡って隣のホームに行き来できる方が荷物ある人にはラクだよね…。ローカル線でひと駅。到着後、駅の窓口でコインブラB駅からリスボンに行く接続電車の時間を教えてもらった。わざわざ紙に書いてくれて、それを乗車券と一緒にホチキス留めしてくれた。やさしい。オブリガード!14:53までにこの駅に戻ればイイ訳ね。ガイドブックに載ってた、駅出てすぐの荷物預かってくれるカフェは潰れてる模様。ネットで調べた口コミ情報はインフォメーションに相談した方が良いとあり、そこを目指すことにした。駅を背にして5分くらいでインフォメーションに着いた。今日はすぐ見つかった(笑)。「こんにちは!荷物を預けたいんですけど、どこで預けられますか?」と尋ねた。口コミでは近くのgo!の看板のお店で4時間5ユーロとあったから、きっと同じ所を案内されるだろうと思ったら、「ここで預かります」との回答。え?マジで??ラッキーなんスけど。17時には閉まるとのことで、「電車の時間があるので15時前にはpick upします」と伝え、コインブラの地図を入手し、見所を教えてもらった。

身軽になって出発!10:30am。ものスゴイ照り方の太陽…。グラサン登場。1.5ユーロ以上の仕事してるよね…。コートも預けて来て正解。で、世界遺産コインブラ大学を目指し、教えてもらったとおりにインフォメーションの裏側の道へ。マジか!ゴイスな坂なんスけど。上って上って上ってくと右手にローマ水道橋が!この情報は教えてもらってないから、見られてラッキー!そして左に曲がってコインブラ大学入場券購入。最大の見所の図書館は11:20~見学可能とのこと。今11時。この時間は建物の外観の写真を撮ったりした。

大学、こんな高台で通学大変じゃね?と思った。そして、この強い日差しの中黒いマントを羽織ってる学生さん達がいた。カッコイイけど、今はムリ。暑い。焦げる…。と思った。聞く所に拠ると、なんでも裾が擦り切れてるマントを羽織ってる程モテてるってことらしい。擦り切れマント=モテの関係の意味が分からぬ。何?その人の取り合いでマントが擦り切れるってこと?どうやったら他に擦り切れる理由があんの?マント着用のまんまヤっちゃうってこと??いずれにせよ意味不明な話。

そろそろ図書館入場の時間と思って、図書館前に行ったら日本人団体観光客が出て来た。日本のツアーでコインブラ大学入るんだね。時間が来たから入場。うわあ~。ゴージャス過ぎ!ダブリンのトリニティカレッジの図書館は、智の宝庫って感じだったけど、コインブラ大学は図書館の中が宝物館みたいな装飾。勉強する為の図書館って感じではなかった。本は展示用、貸出しませ~ん。みたいな。それほどに本までもが飾りに見えた。豪華さの理由は、大学を作るのに資金提供した王が自己の権力誇示の為に豪華に作った。とチケット購入時にもらった冊子に書いてあった。やっぱね…。ゴージャスな階が3階で、地下に行くと思想に反したり、何かしでかした学生を入れたという牢屋があった。図書館の豪華さと真逆な感じ。内部写真撮影NG。

図書館を後にして、次は大学内のチャペルへ。ここは写真OK。西のサマランカ大学もそうだけど、大学と教会ってなんの繋がり?仏教大学みたいな感じなのかね…。と、空腹だよ。看板に「観光客の方もどうぞ!」とあったから、学食へ。12時からとのことで待ったが、始まらない。係のおばさんが居たから、ランチメニューが書いてある黒板指さして、「アレをお願いします」と伝えた。おばさんが「12時からよ…」と言いかけたが、12:05だった。慌てて支度しだした。自分とおばさんのやり取り見てた学生さん達が自分の後に並び出した。自分が1番かよ…。で、学食の仕組みがよく分からないから、2番目に並んだ男子学生に教えてもらった。彼が持ってたお盆を譲ってくれた。ありがとう!そして、メニューを通訳してくれた。豚かターキーで、ターキーを選んで茹で野菜、ご飯、フライドポテトを盛ってもらって3.5ユーロ。さすが学食。安い!ターキー串焼きの味付けがちょうど良くておいしかった。一番塩が利いてたフライドポテトと米を混ぜながら食べた。他のテーブルの人が飲んでた生絞りオレンヂジュース、自分も飲んでみたい!で、注文。オレンヂ3個分の果汁。1.8ユーロ。カフェじゃ2.5~3.5ユーロする品物だよ?学食バンザイ!

このあとはまだ見てない見学箇所へ。2階の外へ出られる所からの眺めがとっても良かった。でもどうして要塞でもないのにこんな高台に大学作ったんだろう…。残りの時間は大聖堂に行ってみることのした。模型?の肘から先の手の中に組み込まれた本物の人骨とか、人形の胸辺りをガラスで覆ったその中にも骨とか。西と葡独特なものなのかな…。他の国でこのようなものを見たことがない。仏教にも人骨見える展示ってあるのかな…。

それにしてもコインブラ、晴れ過ぎ!大学の町だとお土産サエてるのか、よく分からないけどミニチュア陶器の鍋と立て付きタイルを買った。お店の奥でちょうどランチしてたお店のみなさん、お邪魔しました~。インフォメーションに荷物取りに戻る道は中心部を通りながら歩いた。面白い感じの建物の写真撮ったり。コインブラの空は今まで訪ねたどの地よりも1番空の青さが濃かった気がする。リスボンに向かう電車に乗る前に、インフォメーションの近くのカフェでエッグタルト購入。昨日のもおいしかったけど、今日のも甘さ控えめで何より1ユーロでおつりまで来た。

インフォメーションに14:30に着いて荷物pick up。係のお兄さんに「おいくらですか?」と聞いたら、freeとのこと。こりゃthank you sweetsの出番でしょ。「ちょっと待って!」とスイーツ類を差し出し、「みなさんで分けてください」と伝えたら、彼は喜んで走って奥にいる同僚の所に行ってしまった。若いな…。

コインブラ、23℃。冬服しか持参してない自分にはキツイッす。コインブラB駅に着いて、売店でアイス。ってか自分、甘い物補給は結構マメにしてるよね(笑)。この暑さはアイスだね…。で、リスボン行きの電車は10分遅れで来た。乗り込むとかなりの声のボリュームでお喋りの老人グループ。恐らくお互い耳が遠いのか…。それにしたって、耳栓してもあんなに声聞こえるなんて…。外気が暑いからなのか、車内冷房が入って寒かったね…。マフラー巻いた。

声デカイ老人グループを含め、かなりの人が降りるってことは、リスボン到着ね?で、周りの人たちに聞いたら、「そうだ」とのこと。地下鉄乗換えしながら宿のハズ。最初に乗らなきゃならないのは青ラインのハズなのに、青ラインがない!で、窓口のおじさんに聞いたら、電車のチケットに書いてない駅で降りたらしい。え?電車降りる前に何人かに聞いたよね?路線図のこの駅まで行きたいと伝えたら、窓口のおじさんが赤ライン1本で行けるよ!と教えてくれた。結果的に良かった。乗換えせずに済んで。

サルダーニャ駅到着。どっから地上に上がれば1番宿に近いか分からなかったが、通り名書いてある所からとりあえず地上に出てみた。って、逆側だったか…。横断歩道渡って、宿の呼鈴鳴らしたらドアが開いた。ヤベェ。階段だよ。なんとか今日の残りの体力使って上ろうとしたが、一気にはムリだったね…。で、1.5階まで上った所で、なかなか来ない自分を見に来た女の子が下りてきて手伝ってくれた。荷物、増えてないハズなんだけどな…。帰国の日、買い物しまくって詰め込んだ場合、どうすんだろ?助け舟呼ぶしかないな。

で、チェックイン。reception担当の彼女はルーマニア出身とのこと。4月末までここで働いてからサンティアゴ・デ・コンポステーラまで1ヶ月かけて歩くらしい。本気の巡礼ぢゃん!で、昨日はトレーニングを兼ねてシントラまで16km歩いたとか。これまで歩いた所を見せてもらったけど、かなり歩いてるじゃん!日本に2週間いた時も富士山とか長野をトレッキングしたとのこと。もともと歩いての観光が好きなんだね…。彼女の背は自分と同じ位156cmくらいで細身。宿のひと通りを教えてもらって部屋へ。

9人部屋で3段ベッド×3つは初めて。良かった。一番下の段で。荷物使う物出して、夕飯食べに行くのにルーマニアの女の子にこの近くでオススメの場所とスーパーの場所を教えてもらって出掛けた。なんとなく道の突き当たりがモールっぽい感じだったから、教えてもらった方には行かず、そっちに向かった。ビンゴ!けっこうな数のフードコート。どれにしようか…。と一周してみて、この旅初でパスタに決めた。写真にあった牛肉とエビのやつ。パスタに牛肉って、日本であんま見なくね?太麺に牛肉薄切りとエビ、マッシュルームが乗ってた。味付けもしょっぱくなくて良かった。全体的においしくて、ペロリだった。このあとは道に迷いながらスーパーへ。朝食付きだけど、恐らく果物とヨーグルトは付かないだろう。それらをカゴに入れて、あとは最終土産チェック。ガイドブック見ながら買うものをメモった。

部屋に戻って5分後に同室の子が戻ってきた。あいさつして名乗った。ってか、背がすごく高い女の子。出身は独ケルン。今大学生で地名は聞いたことがないけど、そこに住んでるとのこと。1学期だけリスボンに留学に来たとのこと。「交換留学?」と聞いたら、EUはそういう枠でなく、何カ国かの提携大学の中から選んで行けるけど私費らしい。第一希望ではなかったけど、来て3日目でリスボンで良かった。と思ったとのこと。金曜から大学が始まるとのことで、「観光する時間はまだないな~」と言ってた。専攻は法律とのこと。コペンからストックホルム行き夜行バスで一緒だった中国の女の子も法律専攻だったな~と思い出しながら、「国際法とか勉強するの?エーゴのクラス??」と聞いたら、EU域内の法律の勉強とのこと。来年の夏には国家試験受けて、半年~一年法律事務所か裁判所で研修して、また国家試験。一人前になるのに6年下積みと言ってた。

「どうして法律?」と聞いたら、「18歳の時にバイトで色々仕事させてもらったうちの法に関わった仕事内容がカッコイイ!と思ったから」と。「18で法律!そのchoiceがcoolだよ!」と伝えた。「今日はflat hunting で部屋は小さいけど、4人でシェアだし、繁華街だからそこに決めて来たの」とのこと。「もう一軒見たところは内装が全部新しくて最新のヒーターとかも付いてたけど、丘の上だし最寄りメトロ駅まで徒歩20分だし、周りの雰囲気もあんまり良くなかったから丁寧に断って来たわ」と。flatをネットで押さえる事ができるって話聞いて、「実物見ないで契約するの?」と聞いたら、「そう」だと。彼女はそれであんまり良い話聞かないから自分で探すことにしたけど、出遅れて良さげな所は既に埋まってたとのこと。20人でシェアのflatもあるらしい。それはムリってこと自分知ってる!20人ではないけど、NZで5人でシェアした時色々メンドーと思ったから、翌年3人にしたもんね…。

彼女の独の大学があるミンスター?って所は独の中でも平地で有名な所で、「丘と言っても高さ8mくらいだから、丘と呼んで良いのかどうか…」って話はかなりウケた。「坂が全くない所から来たから、太ももが鍛えられると思う」とのこと。そうでしょうね。きっと。かなりおしゃべりした気が…。寝たのは12時。

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