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私の身体は私だけのものだから価値がある┃展示「私たちの解放区」に行って

(間違えて削除してしまった過去の記事です)

展示「私たちの解放区」が心斎橋のPARCOのLadyknows Galleryで開催されていたので行ってきた。
自分の身体に悩む女性に寄り添う言葉やイラストなどが展示されていて、世間からの圧力や視線から開放されて自分を見つめ直せる空間だった。

「Ladyknows」とは女性の健康・社会課題に焦点を当てているプロジェクトのこと。
Twitterでこの展示の情報がまわってきて「行きたい!!」とすぐ思った。

いきなり目に入るのは花盛友里さんの写真。
女性の裸に残る下着で締め付けられた跡から、解放されたありのままを感じられる。

マニさんの白雪姫のオマージュ
「どんな身体も美しい」ということを推進してきた
ムーブメントの年表

前田豆コさんのイラストはめちゃくちゃポップで親しみやすさを感じた。
身体の悩みを少しでもポジティブに捉えられる気がする。

これはKaho Iwayaさんの可愛らしいタトゥーが施された女性の身体の写真。
一緒に添えられているメッセージがすごく心に残った。

からだを見つめる。
たくさんの問題と、悩みと、歪み。
からだは「ただそこに在る」のに、
膨大な思考が絡みつく。
向き合うってむずかしい。

私たちには、自分のからだを
自由に愛する権利がある。
それと同時に、
自由に愛さない権利もある。

私自身、今日まで何年間も付き合ってきた身体の悩みがある。
一生付き合っていく誰でもない自分の身体だから愛そうと、受け入れようと、はたまた諦めようとも思ったけど、そんな簡単にはいかなくて、いつまでたってもうじうじ悩んでいる。

理想と違ったらいけないのか、理想に近づかなくちゃいけないのか。
そんな考えや他人や世間のジャッジに惑わされて、あの子と違って私は、、と自分で比較してダメ印を押す。
嫌いなところだけに目を向けて抜け出せなくなる前に、好きなところも見つけてあげたいけれど。

それでもだめなら無理に受け入れなくてもいい。
自分の身体を愛すも愛さないも自由。
コンプレックスをなくすのか、なくさないのかも自由。
その権利は誰でもない私にあるから。

欲しかった数量限定のzineもゲットできた!
お気に入りのものを選んで綴じて自分だけのお守りにできる。

何枚かにはかがみよかがみとコラボ募集されたエッセイが掲載されていた。
この方の文章を読んで女性の数だけ悩みはあるけど、反対に男性も男性なりの悩みや生き辛さがあるということも忘れてはいけないと感じた。

性別関係なしにひとりひとりが自由に生きやすい世界になったら1番いい。
だから私はひとりの女性として、自分の意に反するあるべきとされるものや固定観念に対抗する気持ちは持ち続けたい。

世間に好き勝手にジャッジされる必要はない。
私の身体は私だけのものであることで価値がある。
それだけで充分価値がある。
嫌いなところを愛せなくても私はこの身体で生きていく。

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