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よく行くカフェで「いつもので」が言えない話

私は憧れている。

週に3〜4回ほど足を運ぶカフェで
店員さんと私の信頼関係のもとで築きあげられた独特の目配せを交わし

「いつもので」

と言うと、
ブラックコーヒーとプラス1品でオーダーが通る

この一連に。

前にインスタのストーリーでもこれに近いことを公表したことがあるのが、今回が完全版。

いやその続編でもある。


もうそのカフェを利用したのは今年に入って20いや30回を超える。

決まって頼むのは

アイスコーヒーとハニーバタートースト。

コーヒーのお供に
ハニーバタートースト?
なんやそのギャルみたいな食い物は?
甘すぎやしないか?

そう考えたそこのあなたに伝えたい、

気絶するほどにうまいのです。

震えるね、甘さに。

びっくりする。

もうチーズケーキとかよりうまいもん。

初めて食べた時が
レポートに、インターンに、ADのバイトに、
とにかくいろいろと追われてて
満身創痍だったってのもあって、
特に脳天に甘さが染みた。

ハチミツの甘さが来ると、
すかさずバターの旨みも押し寄せてきて、
甘いとしょっぱいが
やがて1つになって喉の奥へ消えてゆく。
(正確にはブラックコーヒーで流し込んでいる)

それでいて価格はこのセットでワンコイン。
(従業員割引使って)
スタバやタリーズも好きだけど、なんと言っても経済的。

もうお分かりの通り、
頼まない理由がないのだ。

とまあ、ハニーバタートーストへの愛はこの辺にしておき

「いつもので」

が言いたいんですわ。

カフェでも美容院でも本屋でもサウナでも、映画館でも

もう何でも

私は自分にとっての「行きつけ」ができると、

自分にとっての安らぎの場がすぐそこにあるんだ

しんどくなったらそこに行けばいいんだ

と、何だか安心するのだ。嬉しくなるのだ。
私が思うに、ストレスフリーで豊かな人生を送るためには、自分の逃げ道や自分を甘やかせる居場所を常にいくつか確保しておくことが、安定した収入を得ることと同じぐらい大事だと思う。心に余裕がなくても、そういう場所があると一瞬でも気が紛れる。
だから大切にしている。
私にとってあのカフェは、心からリッラクスできる場所であり、新聞を読むのに最も集中できる場所でもあるしね。

まあでも

そんなん言うてるけど
「行きつけ」のその先、
「いつもので」が言いたい理由に関しては、


“なんかかっこいいから”
“激シブだから”


それ以上の理由はない。
永遠の憧れである。


正直もう、いけるのだ。
「いつもので」でオーダーは通る。
根拠はあるのだから。


根拠①
この前入店したときに

「ああまたコイツね」
「コーヒーとハニーバタートーストね」

みたいな顔されたし、

根拠②
注文言うのと同時ぐらいで若干お兄さんのレジ打つ手が動いてたし、

根拠③
テーブルに運ばれてくるまでの分数は、回を重ねるごとに早くなっているし、
(別に焦らせてない笑)

根拠④
極めつけには、
いつもお会計で一緒に提示する従業員カード(出すと100円引きになる)をその日たまたま出すのを忘れてたら、

「カードは…?」

って向こうから言うてくれたし。

もういけるのよ多分。

いや確定なのよ。

嬉しいことに、店員さんは私のことを確実に認知してくれている。

ここまでの環境を整備してくれているのだ。

言わなきゃ失礼まである。

舞台は整った。

あとは私の不安を吹き飛ばす勇気だけ。

明日は絶対に言うんだ。

これまでの自分を超えるんだ。

これが叶えば、

私はもう一段階上へ上がれる気がするんだ。

明日こそは。





















無理!
怖い!
言えん!




伸びしろあるわ〜¨̮

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