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整体スクールに通ったのに、異次元な理由で無駄になってしまった話 #仕事の思い出

私は20代後半、家の近くにあった整体スクールに夜間通っていた。
一つでも多く、手に職をつけておきたいと思ったからだ。

推拿整体(推拿療法)を中心に、理論と実技を教えているスクールだった。
※今はもう、閉院している

推拿療法とは
中国伝統医学による整体術で、推拿(すいな)は手による治療を意味します。

推拿療法とは | 東京中医学研究所

1年半かかったが、学びを終える頃には、頚椎の何番の骨とか手で触ってわかるようになり、ツボもとらられるようになり、手技の圧の加え方もプロの様になった。

雨の日、風の日も通って、ようやく試験をパスして
認定証をもらった!


やった〜!!!!!

と、喜んだのも束の間!


その頃、日雇いの過酷な工場現場ばかり行っていた私は、
劣悪な工場で熱中症になって死にかけた。そして、三途の川を見て引き返して生き返ってきた時に、"霊感"が身についてしまった!

その話は、こちら。


霊感が強いと、余計な情報が入ってくる。

例えば、虐待を受けていた人が至近距離にいると、たまに、その人の記憶がビジョンとなり、一気に雪崩れ込んでくるなんてことがある。
フラッシュバックのようなものを、近くにいる私が受けてしまうのだ。
虐待の被害者の情緒が不安定であればあるほど、鮮明なビジョンが見えて圧倒されてしまうということが起きる。

まあこういうことは、そんなに頻繁にはないんだけど、ごくごく稀にある。

また、悪霊や動物霊が憑いている人の場合は、憑いてるものが私に向かってきたりする。
これも相手が重症であればあるほど、凄い勢いで低級霊が飛びかかってくる。

通勤電車で、隣に座った人が、今にも電車に飛び込んで死にそうな様子なので霊視したところ、大きな霊団を憑けていた。
数分間、隣に座っただけで、私に浮遊霊が5体憑いてしまい、会社のトイレで祓ったこともあった。


こんな状態になってしまったので、お客さんと長い時間話し込む営業職どころか、1時間〜2時間、身体的な接触をする整体師なんて無理だー!

整体は、霊感との相性最悪ってコト!


せっかく頑張ったのに、こんな破茶滅茶な展開で、努力が無駄になるなんて・・・。

ならいっそ、霊感で稼げればいいんだけど、私の霊感は受け身の上、バイオリズムで能力が強まったり弱まったりとブレがある。しかも、何でもかんでも超能力者のように言い当てられるというレベルでは無い。

(ちなみに、私は本物の霊能者から仕事の話を聞いたことがあるので、いつか、"霊能者のお仕事"の話をするつもり)


厄介ごとは増えるのに、何の役にも立たないなんて。


夢破れて、整体師にもなれず、霊能者にもなれず。

何者にもなれないのだが、500社就労を目指す超フリーターなんぞにはなりつつある。

まことに数奇な運命なり。


なお、整体スクールで習った「ツボの取り方」だけは、日常で大いに生かしており、20年間、風邪を引いたことがない。

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