"カエルが好き"が幸い(?)する仕事 #仕事の思い出
最近「サラダにカエル混入」という事件が、立て続けに起きている。
482社で働いた私は、飲食店勤務中にカエルに遭遇することはなかったが、セントラルキッチン(各店舗に送る野菜を加工する工場)や、スーパーの青果室でカエルに会ったことがある。
発泡スチロールの上に、ちょこんと座る小さいアマガエル。
私はそれを見て
「カエルちゃんだ!かわいい!」と、はしゃいだ。
隣にいたパートさんは
「ぎゃーーー!カエルぅ!」と、飛んで逃げた。
パートさんの様子を見て
「そんなにカエル、嫌かなあ?カワイイのに」
爬虫類好きの私には、彼女の気持ちは理解できなかった。
私はカエルもヘビも、ヤモリも好きだ。
家には、筑波山の金のカエルの置物が置いてある。
ガマランドも行ってみたい。
ヤモリは、ガチャガチャでマグネットを買おうと思っている。冷蔵庫につけるのだ。
ヘビなんかは、わざわざ群馬の「ジャパンスネークセンター」まで、車で訪れたくらいだ。
スネークセンターでショックを受けたのは、そこらへんに落ちていたマムシを踏んじゃってたことを、後から息子に教えられたことと、「蛇食」をレストランで提供しているという看板を見た時だった。
私が訪れた時は閉まっていたけと。
「ヘビちゃんは、食べたらダメだ。お友達だから」
なんて、その時は考えていたが、
ハブ酒も、マムシ酒も飲んでたっけ!?
すっかり忘れてた!
もう、お友達じゃないじゃん!
脱線から戻りまして、スーパーの青果部門で働いていた時の話。
農家から出荷されてきた箱の中とか、野菜の葉の間に、アマガエルが、たまに混入していることがある。
これはもう仕方がない。
カエルは、野菜の葉に隠れる。そういう生き物なのだから。
店頭に出なければいいので、青果室でカエルは捕獲される。
大抵は、店の裏口から自然に返される。
(外来種でなければ、無駄に殺生はしない)
私が働いたスーパーの青果のパートさんは、カエルが好きな人達ばかりだったので、捕獲したカエルは家に持って帰って、飼っていた。野菜に紛れていた虫を持って帰って、それをカエルの餌にしていた。
なんて、サステナブルな循環!
小さいSDGs、見つけた。
というわけで、野菜を扱う現場は、カエルが嫌いだと結構キツい。
たまに、ムカデがウニョウニョと出てくることもある。
流石にムカデは好きになれない。
毒もあるから「触るなっ!」って、従業員から大きな声で注意される。
ナメクジにも、たまに遭遇する。
ナメクジが出てくると、必ず「ナメクジってワープするんだよ」と言う人が出てくる。
ナメクジは自然に返されず、塩をかけられゴミ箱行きだ。
しかし、カタツムリは"殻"があるだけで、何故か店の裏口から自然に返される。
殻の有り無しが、生死を分けているのである。
「ただしナメクジ、テメーはダメだ」みたいな?
ジャンプの漫画『ボボボーボ・ボーボボ』のセリフになって、思い出された。
理不尽なり。
哀れ、ナメクジ。
最後にオチなのだが、アマガエルにも、弱い毒があるらしい!
カエル飼ってたパートさん達、大丈夫かよ?
心配になってきた。
カエルもクマも、イラストになると可愛いのに、実物は怖いな。
不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。