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「不適切にも程があ」った料理長を本部に通報 #仕事の思い出

半年前にバイト先で、パワハラとセクハラをコンプリートしている珍しい男に遭遇した。

レストランの料理長か、または副料理長という立場の人間だろう。
50代半ばで太っている体格のいい、おじさんだ。

他の従業員がいてもお構いなしで、大声で怒鳴る、物を投げる、叩く、そして豪快にセクハラ発言をする。

若手の男性社員が小さなヘマをすると、胸ぐらを掴んで体持ち上げて、大声で罵倒する。

若い女の子のアルバイトには「こっちに来て〜!教えてあげるー」と、やたらと至近距離でレクチャーをする。
そしてレクチャー中は「彼氏いるの?」「休日は何してるの?」とプライベートを詮索しまくる。


令和の人間とは思えないな。

こんな凶暴な生物に遭遇した時は、私は"マインドセット"をしっかり意識し、強化することにしている。


「私に暴力を振るったら、秒で110番通報する! 
   (本当に刺してくる奴もいるので、この覚悟は必要)

 そうでなくともパワハラもセクハラも大勢に目撃されているお前のことは、私が確実に本部に通報する。

"お前は、すでに死んでいる!!!"(社会的死)」


ゴゴゴゴゴ・・・!


私は、内面でこんな風に思いながら、表面では
「初めてやる作業なので、コツがわかりません〜」と、
にこやかにしていた。



この野生動物は、ダブルバインドは読み取れないらしく、まだ威張ってはいるものの、わずかな緊張感は感じとっているようで、私の胸ぐらには掴みかかってこなかった。


なんとか無事に、終業時間を迎える方が出来た。

短時間のバイトなので、私の心身の安全は守られた。

ホッとした。

セクハラにあっていた女の子は、ショックが大きかったみたいで、帰路、私に怒涛の如く話しかけてきて
「あのおっさん、無理すぎるー!ぎゃー!」と、文句を言いまくっていた。


彼女をなだめて落ち着かせてから、私は一気に告発メールを書きあげ、ホテルチェーンの統括本部に送信した。

noteで日頃から記事を書いているので、文章を書くスピードや、まとめも早い。

「書くスキル」を向上させる大切さを痛感した。


統括から連絡はなかったが、私の通報メールが、あのハラスメント料理長の暴力を抑制し、被害拡大を防いでいたらいいなあ、と願っている。

不運な人を助けるための活動をしています。フィールドワークで現地を訪ね、取材して記事にします。クオリティの高い記事を提供出来るように心がけています。